燕市議会 > 2021-03-01 >
03月01日-議案説明・質疑・一般質問-01号

  • "共同化"(/)
ツイート シェア
  1. 燕市議会 2021-03-01
    03月01日-議案説明・質疑・一般質問-01号


    取得元: 燕市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-08
    令和 3年  3月 定例会(第1回)    令和3年第1回燕市議会定例会会議録(第1号)            令和3年3月1日(月曜日)午前9時30分開議議事日程                               第 1  会議録署名議員の指名                   第 2  会期の決定                        第 3  諸般の報告                        第 4  施政方針                         第 5  報告第1号 専決処分の報告について(令和2年度燕市一般会            計補正予算(第15号))           第 6  議案第1号から議案第6号まで(令和3年度当初予算)    第 7  議案第7号から議案第9号まで                       (燕市固定資産評価審査委員会の委員の選任について) 第 8  議案第10号 燕市行政組織条例の一部改正について     第 9  議案第11号から議案第29号まで             第10  請願第1号 「最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める            意見書」の採択を求める請願書         第11  一般質問                        本日の会議に付した事件                        日程第 1  会議録署名議員の指名                 日程第 2  会期の決定                      日程第 3  諸般の報告                      日程第 4  施政方針                       日程第 5  報告第1号 専決処分の報告について(令和2年度燕市一              般会計補正予算(第15号))       日程第 6  議案第 1号 令和3年度燕市一般会計予算              議案第 2号 令和3年度燕市国民健康保険特別会計予算        議案第 3号 令和3年度燕市後期高齢者医療特別会計予               算                          議案第 4号 令和3年度燕市介護保険事業特別会計予算        議案第 5号 令和3年度燕市土地取得特別会計予算          議案第 6号 令和3年度燕市下水道事業会計予算    日程第 7  議案第 7号 燕市固定資産評価審査委員会の委員の選任               について                       議案第 8号 燕市固定資産評価審査委員会の委員の選任               について                       議案第 9号 燕市固定資産評価審査委員会の委員の選任               について                日程第 8  議案第10号 燕市行政組織条例の一部改正について   日程第 9  議案第11号 燕市情報通信技術を活用した行政の推進等               に関する条例の制定について              議案第12号 燕市情報公開条例の一部改正について          議案第13号 燕市介護保険条例の一部改正について          議案第14号 燕市看護職員修学資金貸与条例の制定につ               いて                         議案第15号 燕市道路占用料徴収条例の一部改正につい               て                          議案第16号 燕市都市公園条例の一部改正について          議案第17号 燕市営住宅条例の一部改正について           議案第18号 燕市営特定公共賃貸住宅条例の一部改正に               ついて                        議案第19号 燕市有吉田東栄町住宅条例の一部改正につ               いて                         議案第20号 燕市保育園条例の一部改正について           議案第21号 燕市吉田地域コミュニティセンター条例の               廃止について                     議案第22号 三条市、燕市、加茂市、田上町及び弥彦村               並びに新潟県三条・燕総合グラウンド施設               組合の公の施設の相互利用に関する協定の               一部変更について                   議案第23号 市道路線の認定及び変更について            議案第24号 財産の処分について(小関産業団地造成事               業における事業用地)                 議案第25号 令和2年度燕市一般会計補正予算(第16               号)                         議案第26号 令和2年度燕市国民健康保険特別会計補正               予算(第5号)                    議案第27号 令和2年度燕市後期高齢者医療特別会計補               正予算(第2号)                   議案第28号 令和2年度燕市介護保険事業特別会計補正               予算(第4号)                    議案第29号 令和2年度燕市土地取得特別会計補正予算               (第1号)               日程第10  請願第 1号 「最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を               求める意見書」の採択を求める請願書   日程第11  一般質問                      出席議員(20名)   1番 柴 山   唯 君     2番 岡 山 秀 義 君   3番 田 澤 信 行 君     4番 堀   勝 重 君   5番 柳 川   隆 君     6番 宮 路 敏 裕 君   7番 小 林 由 明 君     8番 樋 浦 恵 美 君   9番 中 山 眞 二 君    10番 山 﨑 雅 男 君  11番 タナカ・キ ン 君    12番 塙     豊 君  13番 丸 山 吉 朗 君    14番 長 井 由喜雄 君  15番 齋 藤 信 行 君    16番 渡 邉 広 宣 君  17番 大 岩   勉 君    18番 土 田   昇 君  19番 渡 邉 雄 三 君    20番 大 原 伊 一 君欠席議員(なし)説明のため出席した者の職氏名  市  長 鈴 木   力 君   副 市 長 南 波 瑞 夫 君  教 育 長 山 田 公 一 君   総務部長 田 辺 一 幸 君                  (筆頭部長)  総務部  十 河   浩 君   企画財政 春 木 直 幸 君  防災主幹             部  長  市民生活 前 山 正 則 君   健康福祉 髙 野 光 郎 君  部  長             部  長  健  康 本 間   修 君   産業振興 遠 藤 一 真 君  福 祉 部             部  長  医療主幹  都市整備 小 山 光 生 君   教育次長 宮 路 一 規 君  部  長  教育委員 鈴 木 華奈子 君   総務課長 杉 本 俊 哉 君  会 主 幹             兼選挙管                   理委員会                   事務局長  防災課長 五十嵐 潤 一 君   用地管財 遠 藤 孝 史 君                   課 長 兼                   用地活用                   推進室長  企画財政 榎   新 二 君   税務課長 荒 木 信 幸 君  課  長  生活環境 本 井 裕 行 君   長寿福祉 柄 澤 兼 二 君  課  長             課  長  健康づく 丸 山 美 子 君   保険年金 原 田 幸 治 君  り 課 長             課  長  商工振興 井ノ上 賢 治 君   都市計画 高 波   茂 君  課  長             課  長                   (空き家                   等対策推                   進室長)  土木課長 外 山 則 夫 君   営繕建築 更 科 政 博 君                   課  長  下 水 道 小 林 崇 史 君   監査委員 更 科 明 大 君  課  長             事務局長  学校教育 太 田 和 行 君   学校教育 大 森   亨 君  課  長             課 統 括                   指導主事  子 育 て 白 井 健 次 君   社会教育 石 田 進 一 君  支援課長             課  長職務のため出席した者の職氏名  議会事務 今 井 和 行 君   議会事務 丸 山   篤 君  局  長             局 議 事                   課  長  議会事務 小 川 真 澄 君   議会事務 熊 谷 圭 祐 君  局議事課             局議事課  議会係長             主  任          午前 9時29分 開会 ○議長(大原伊一君) おはようございます。会議に先立ち、一言申し上げます。報道機関に傍聴席における写真撮影、録音を許可したので、ご了承願います。また、当局によるタブレットの使用を許可しましたので、ご了承願います。  これより令和3年第1回燕市議会定例会を開会します。  ただいまの出席は全員で、定足数に達しております。  直ちに本日の会議を開きます。  本日の会議は、お手元に配付した議事日程のとおり進めたいと思いますので、ご了承願います。 △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(大原伊一君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第86条の規定により、16番、渡邉広宣君、17番、大岩勉君、18番、土田昇君を指名します。 △日程第2 会期の決定 ○議長(大原伊一君) 日程第2 会期の決定を議題とします。  今定例会の会期について、議会運営委員長から報告願います。 ◆9番(中山眞二君) 議会運営委員会の報告を行います。  去る2月18日午前9時30分より議会運営委員会を開催し、今定例会の運営について協議を行った結果、会期については本日から19日までの19日間とすることで意見の一致を見ましたので、お諮り願います。 ○議長(大原伊一君) ただいま議会運営委員長より、今定例会の会期については、本日から19日までの19日間とすることで委員会の協議結果の報告がありましたが、これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原伊一君) ご異議なしと認めます。よって、今定例会の会期は本日から19日までの19日間と決定しました。 △日程第3 諸般の報告 ○議長(大原伊一君) 日程第3 諸般の報告を行います。  令和2年第4回定例会以降の閉会中における議会事務報告、監査等の結果報告書、以上2件の報告については、タブレットの第1回定例会、諸般の報告フォルダ内にて配付済みであります。  以上で諸般の報告を終わります。 △日程第4 施政方針 ○議長(大原伊一君) 日程第4 施政方針に入ります。  市長の施政方針を求めます。 ◎市長(鈴木力君) おはようございます。長くなるので、マスク外させていただきます。  令和3年第1回燕市議会定例会にあたり、新年度に臨む私の市政運営の基本方針及び主要事業について申し述べます。  昨年は、新型コロナウイルス感染症対策に明け暮れた一年でした。将来を見据え持続可能な行財政運営の確立に向け着実に良い方向へ進み、全国の自治体に先駆けて取り組んできた人口減少対策による成果も表れ始めていた矢先、誰もが予測し得なかった新型コロナウイルス感染症の困難に見舞われました。  この難局に対し、本市では「フェニックス11+(イレブンプラス)」と銘打って、「この困難を市民挙げて乗り切るぞ」という意気込みのもと、矢継ぎ早に、市民生活や地域経済を支える市独自の対策を打ってきました。  事業継続や雇用維持のための助成金、フェニックスクーポンをはじめとした各種需要喚起対策、事業所におけるPCR検査や感染症対策のための補助金、全世帯を対象とした水道基本料金の減免など様々な支援策を講じたことにより、地域社会経済への影響をある程度緩和することができたのではないかと考えております。  しかしながら、未だ感染症の収束が見通せない中、本市の財政状況は、歳入においては、普通交付税の一本算定への完全移行による縮減に加え、感染症の影響による個人消費の落ち込みや企業活動の停滞などから、自主財源の根幹をなす法人市民税や個人市民税の複数年にわたる大幅な減収が見込まれます。また、歳出においては、引き続き多額の感染症対策経費が必要となるとともに、人口減少対策や公共施設の老朽化対策、社会保障関連経費や公債費の増など、従前からの財政負担の増加要因が相まって、さらに厳しさが増すことが見込まれます。  一方で、この新型コロナウイルス禍は、地方にとってピンチをチャンスに変える、またとない好機にもなっています。社会のデジタル化の流れが加速し、行政や企業にはDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進が求められています。また、首都圏の企業を中心にテレワークによる新たな働き方が普及し、地方への移住の関心が高まるとともに、サプライチェーンの見直しが進み、海外に移していた生産拠点を国内に戻す動きがあります。こうしたデジタル社会、分散型社会に迅速かつ的確に対応することができるかどうかが、地方自治体の将来を左右すると私は考えております。  以上の現状認識に立って、令和3年度の当初予算案は、極めて厳しい状況に直面している中であるからこそ、難局を変革の機会と前向きに捉えた積極的予算として、感染症対策を継続しつつ、第2次燕市総合計画に掲げる「3つの人口増戦略」を柱に、①「フェニックス11+の継続で乗り切るウィズコロナ」、②「アフターコロナを見据えた地域社会のDX推進」、③「『ピンチをチャンスに』新たな地方創生で地域活性化」の3つの施策を重点的に実施する内容といたしました。  それでは、令和3年度当初予算案の概要についてご説明申し上げます。  初めに予算の規模についてであります。一般会計予算の総額は399億7,900万円、前年度比0.7%、2億7,700万円の減となりますが、借入額と返済額を歳入と歳出で同額計上している借換債の額を除いた実質的な予算の規模で見ると、354億9,525万円となり、前年度比3.6%、12億1,930万円の増となっています。  また、実質的な予算と国の令和2年度補正予算による繰越事業を合わせた執行ベースでの予算は364億6,422万円で、前年度比4.9%、16億8,800万円の増となり、これら実質的予算、執行ベースの予算ともに直近5年間で最も大きい予算規模となっています。なお、執行ベースのうち、新型コロナウイルス感染症の対策経費は15億6,428万円となっています。  そして、4つの特別会計と一般会計の実質的な予算を合わせた当初予算総額は、522億6,832万円であり、前年度比で1.9%、9億6,828万円の増となりました。  次に、第2次燕市総合計画の戦略体系に沿って、新規・拡充事業を中心に、新年度の主要事業を説明いたします。  戦略の第1は、定住人口増戦略であります。  燕市に住みたい、働きたいと思う人を増やすため、①雇用・就労を支える産業の振興、②地域に根ざした教育の推進・子育て支援、③健やかな暮らしを支える医療福祉の充実、④移住・定住の促進を図る各種施策を総合的に進めます。  定住人口増戦略の1つ目の柱は、「雇用・就労を支える産業の振興」です。  はじめに、「ものづくり産業の活性化」についてであります。  新型コロナウイルス感染症拡大を契機としてサプライチェーンの見直し等により国内生産拠点への設備投資が高まっていることに対応し、市内に新たな工場建設等を呼び込むため、5億円以上の大規模な設備投資に対する「生産拠点整備補助金」を新設します。  また、市内企業のDXを推進するため、EC(電子商取引)サイトの導入や営業・採用活動のオンライン化など、事業者の非対面型ビジネススタイルへの転換に掛かる経費やオンライン見本市の出展料への補助を新たに実施するほか、「燕市IoT推進ラボ」をプラットフォームに、共同クラウドの本格運用に向けた最終準備を進めてまいります。  また、感染防止対策を講じた経済活動を支援するため、市内事業者がリスク管理のために実施するPCR検査費用への補助や、県特別融資に対する100%の保証料補給を継続するとともに、「新商品・新技術開発支援事業」において、感染症の課題解決に繋がる開発を対象に、補助率を通常より引き上げた特別枠を新設します。  加えて、経営力向上の意欲がある事業者や事業計画の実効性を高めたい創業予定者に対し、県との連携による経営コンサルタントを活用した伴走型の支援を始めるほか、新潟大学と連携した産地特性の調査分析の実施や、揮発性有機化合物回収装置導入等補助による環境負荷低減の推進により、ものづくり産業の持続的な発展に努めます。  次に、「新たな産業育成・創業の支援」についてであります。  感染症の拡大を背景とするリモートワークの普及や地方移住への関心の高まりをチャンスと捉え、首都圏からのテレワーカーの誘致に向け、民間によるシェアオフィス等の開設を支援する補助制度を新設するとともに、首都圏企業に対する誘致プロモーションを実施します。  商業の活性化については、魅力ある商品・サービスを提供できる環境づくりや今後の商店街振興の在り方を検討する懇談会のほか、個店のPRや出店チャレンジの場である「ツバメルシェ」を引き続き開催するとともに、商業地域における未利用店舗の改装資金に対する助成の補助率と上限額をそれぞれ引き上げ、空き店舗を活用した商店街への新規出店を促進してまいります。  また、創業・事業継承に対する支援では、創業支援家賃補助の上限額を引き上げ、創業しやすい環境の更なる充実を図ります。  次に、「変化に対応する農業の振興」であります。  稲作偏重の経営から高収益な園芸作物を取り入れた複合営農への取組や、主食用米以外の収益性の高い販売作物を取り入れた農業経営安定化への取組を推進するため、枝豆とたまねぎの作付面積に対する助成制度を新設するとともに、需要の増加が見込まれる輸出用米の作付面積に対する助成を拡充します。  また、燕市産農産物の地域内消費の活性化を図るため、「つばめ食べて応援キャンペーン」を実施するほか、インターネットを活用した新たな販路開拓を目指す農業者を支援するため、ECサイトの導入費用への助成制度を新設します。  農業の担い手不足対策については、農業に興味を持つ就農希望者に対し、農業技術の習得等に係る研修費用と農地借り入れ費用の補助制度を新たに設けるほか、「チャレンジ・ファーマー支援事業」により若手の経営参画を促すとともに、農業法人等の後継者確保と経営基盤の強化を図ります。  加えて、もみ殻等を環境循環させる機械設備導入に対し助成するとともに、森林環境保全活動に取り組む団体を支援し、農地や里山の環境保全を進めてまいります。  定住人口増戦略の2つ目の柱は、「地域に根ざした教育の推進・子育て支援」です。  はじめに、「知・徳・体を育成する教育の推進」についてであります。  新たに、学力や学ぶ意欲の土台となる「読解力」を養うため、児童生徒一人ひとりの現状を調査・分析し、読解力の育成に視点を置いた授業改善を行うなど、「情報社会の必須スキル『読解力』育成プロジェクト」を実施するとともに、確かな学力と「新しい時代を生きるために必要な力」を伸ばすため、「新潟大学教育学部とのパートナーシップ事業」や「中学生学力向上対策プロジェクト」を継続します。  また、児童生徒1人に1台配付した情報端末を用いて、デジタル教材による授業を行うなどICT教育を推進するとともに、小学校では、「燕ロボット・プログラミング教室」を開催し、論理的思考を発展的に学ぶプログラミング教育を推進します。  さらに、「Jack&Bettyプロジェクト」、「長善館学習塾」、「燕キャプテンミーティング」などの個性を伸ばす教育や「Good Job つばめ推進事業」、「つばめキッズファーム事業」などのキャリア教育、「燕ジュニア検定」、「広報つばめ子ども版」などのふるさと教育を推進してまいります。  一方、中学校では、部活動以外にも技術の向上を目指したい生徒の声に応えるため、「つばくろいきいきスポーツクラブ事業」を引き続き実施いたします。  併せて、新型コロナウイルス感染症対策として、小中学校のトイレの乾式化・洋式化に取り組むとともに、安全・安心な学習環境を維持するため、屋内運動場照明器具のLED化を進めます。  また、学校給食については、きめ細やかな食物アレルギー対応や食育の推進に引き続き努めてまいります。  次に、「安心して産み育てられる子育て支援」についてであります。  妊娠・出産への支援として、特定不妊治療に要する費用の助成について、国の支援制度拡充に合わせて、助成対象や助成回数を拡充いたします。  また、子育てにおける保護者の不安や悩み事に対し、オンラインでも相談できる体制を整備し、相談機会の確保と利便性向上を図ってまいります。  さらに、「育児家庭応援事業」によるおむつ用ごみ袋の配布、「子育てコンシェルジュ」の育成・配置や、「子育てアプリ」による情報発信を引き続き実施するとともに、保護者等が市内協賛店で割引や特典を受けることができる「つばめ子育て応援カード事業」を本年4月から開始します。  なかまの会の児童クラブ化につきましては、燕南小学校区において、令和4年度の開設に向けて改修工事を行うとともに、燕北小学校区においては、令和5年度の開設を目指し、改修に向けた設計を行います。  また、保育園等で特別な配慮を要する子どもとその保護者への支援を強化するため、主査保育士を対象とした発達支援コーディネーター育成研修を実施します。  さらに、本市の子育て支援機能の更なる充実を図るため、以前より施設整備を望む声が多く寄せられておりました、季節や天候に関わらず子どもたちが体を使って思いっきり遊ぶことができる全天候型の屋内遊戯施設の整備に向け、基本構想を策定し、令和7年度までのオープンを目指します。  定住人口増戦略の3つ目の柱は、「健やかな暮らしを支える医療福祉の充実」です。  はじめに、「医療サービスの機能強化」についてであります。  新型コロナウイルス感染症の収束が現在も見通せない中、感染拡大がみられる地域との往来が必要な人や重症化リスクの高い高齢者が利用する介護サービス事業所の従事者、新規利用者等を対象に、PCR検査費用の一部を助成するとともに、医師会と連携して実施体制の整備を図りながら、円滑な新型コロナウイルスワクチンの接種を実施してまいります。  また、県央医療圏における救急医療体制の整備等に向けて、県央基幹病院の早期整備と吉田病院の早期改築を引き続き県へ要望するとともに、地域における看護師不足の解消と人材の地元定着を図るため、県や県央地域の自治体と連携し、地元で看護師を目指す学生に対して、卒業後、市が指定する医療施設に5年間継続して勤務した場合、返還が免除となる新たな修学資金の貸し付けを始めます。  さらに、医療費の経済的負担の軽減を図るため、妊産婦に係る医療費の全額助成や、高校卒業までの子どもに対する医療費助成を引き続き実施いたします。  併せて、国民健康保険においては、ジェネリック医薬品の普及促進、生活習慣病の重症化予防、残薬・ポリファーマシー対策等の事業をはじめとした「医療費適正化事業」をさらに推進しながら、健全かつ安定的な財政運営に努めてまいります。  次に「地域で支える高齢者福祉」についてであります。  高齢者の心身の多様な課題に対応し、健康づくり・フレイル予防のほか、糖尿病・脳梗塞・骨折といった介護に直結しやすい疾病の悪化を防ぎ、高齢者の健康と自立した生活を支えるため、保健事業と介護予防を一体的に実施する「人生100年時代の健康サポート事業」を引き続き実施いたします。  また、高齢者が住み慣れた地域で快適な生活が営めるよう地域包括ケアシステムを確立し、地域共生社会の実現に向けて取り組んでまいります。  さらに、介護人材確保のため、介護資格取得のための研修費用助成事業と介護業務に従事する若手職員を表彰する介護職員表彰事業を引き続き実施し、やりがいの醸成を図りながら人材の定着を図ってまいります。  次に、「障がいのある人への切れ目のない支援」についてであります。  障がいの多様化や相談内容の複雑化に対応し、ライフステージを通じた切れ目のない支援を行うため、基幹相談支援センターが中心となり支援体制の充実に取り組むとともに、障がい児の生活能力の向上を図るため、児童発達支援や放課後等デイサービスにおいて個々の特性に応じたサービスの提供に努めてまいります。  また、市内の障がい者就労支援施設等に通って働く人の工賃水準を向上させ、経済的自立の促進を図るため、企業等からの受注促進や自主生産品の販路拡大などの福祉的就労に係る取組を一層充実させてまいります。  さらに、身体障がい者等への移動支援の充実と経済的負担の軽減を図るため、タクシー利用券の助成総額を増額いたします。  次に、定住人口増戦略の4つ目の柱である「移住・定住の促進」についてです。  燕市への移住者の増加を図るため、SNSを活用した情報発信や、移住・定住関連サイトへの広告掲載等によるプロモーション活動を行うとともに、「オンライン移住相談」を実施します。  また、移住検討者向けに、新たに一般家庭でのお試し生活体験ができるメニューを用意するほか、地域おこし協力隊希望者に対し、宿泊費・体験費の負担なく2泊3日のお試し活動体験ができる機会を提供します。  さらに、県外U・Iターン者及び転入する新婚世帯を対象とした家賃補助や東京圏からの移住者を対象とした移住支援金については、新たにテレワーカーを対象に加えるとともに、テレワーク拠点から本社等までの交通費に対する補助制度を新設します。  戦略の第2は、活動人口増戦略であります。  ①市民が主役の健康づくり・生きがいづくり、②支え合い・助け合い活動の活発化、③若者・女性の力を活かしたまちづくりを進めながら、地域社会の中でキラキラ輝く人を増やしてまいります。  活動人口増戦略の最初の柱は、「市民が主役の健康づくり・生きがいづくり」です。  はじめに、「元気を磨く健康づくり」についてであります。  各種がん検診の受診率向上を図るため、どの年代でも分かりやすく、若い年代でも受けやすい料金体系として、自己負担が一律500円で受けられるワンコインがん検診を開始いたします。  また、完全予約制での健診等を継続し、感染症拡大防止を図りつつ、パソコンやスマートフォンからいつでも、どこからでも予約が可能なシステムを導入し、利便性の向上を図ってまいります。  併せて、健康づくりマイストーリー運動「つばめ元気かがやきポイント事業」の継続など、健康寿命延伸に向け、健康づくりと介護予防の一体的な取組を進めます。  次に、「健全な心と体を支えるスポーツの推進」であります。  昨年中止した「燕さくらマラソン大会」については、参加者を県内在住者に限定するほか、全種目での定員を設定するなど、新型コロナウイルスの感染防止対策を徹底して開催します。  また、「ホストタウン推進事業」では、聖火リレーのミニセレブレーションを行うとともに、パラリンピックアーチェリー競技への出場が決まっているモンゴル国選手団の直前合宿の受け入れやパブリックビューイングなどを実施する予定です。  さらに、分水総合体育館の天井耐震や照明のLED化等の改修工事、スポーツパークテニスコートの人工芝張替等の改修工事など、自治体クラウドファンディング型ふるさと燕応援寄附金を活用したスポーツ施設の改修を行います。  次に、「心豊かな生涯学習・文化活動の充実」についてであります。  いつでも、どこからでも利用できる「つばめ電子図書館」や読書履歴を残すことができる「本の通帳」の運用などにより、更なる図書館サービスの向上を図ります。  また、長善館史料館では、長善館の功績を伝える資料の常設展示と企画展を実施するほか、筑波大学との連携事業を継続し、新たに大河津分水路の建設に携わった長善館の門下生たちの活躍などについて調査を行います。  文化会館自主事業では、つばめ音楽祭など市民参加型の成果発表会に加え、ファミリーミュージカルや落語家立川談春独演会などを開催し、幅広い世代に対して魅力的な舞台芸術等を提供いたします。  さらに、利用者が安心して快適に利用できる環境を提供するため、老朽化した吉田公民館の改修工事に向けた設計業務を行います。  活動人口増戦略の2つ目の柱は、「支え合い・助け合い活動の活発化」です。  はじめに、「支え合いの地域福祉」であります。  様々な課題を抱える生活困窮世帯等に対し、経済的自立のみならず、社会生活で自立ができるよう、地域社会との「支え合い」や「つながり」を実感できる寄り添った支援を行ってまいります。  子どもの貧困対策では、保護者の複雑・多様化する悩みごとに対応する相談体制の充実を図るため、弁護士による相談会を引き続き開催するとともに、子ども食堂など子どもの居場所を提供する団体への助成やフードバンク活動への支援を行います。  また、高齢者の自立支援を目指し、ケアマネジャーや介護事業所が効果的なケアプランを作成する「自立支援ケアプラン研修会」を開催します。  さらに、成年後見制度の利用にあたり、申立費用の助成制度を拡充し、経済的に困窮していても成年後見制度が等しく利用できるよう、費用負担の軽減を図ります。  次に、「市民協働のまちづくり」についてであります。  まちづくり協議会や市民団体の活動の活性化を図るため、自発的・自主的に取り組む「イキイキまちづくり事業」への助成のほか、情報提供や相談対応等の支援を継続します。  多文化共生の推進につきましては、燕市国際交流協会と連携し、外国人同士や地域住民が交流する場として外国人交流会を開催するほか、燕市公式ウェブサイトや広報紙等の多言語配信にも引き続き取り組みます。  活動人口増戦略の3つ目の柱は、「若者・女性の力を活かしたまちづくり」です。  はじめに、「若者の活動の活発化」についてであります。  「つばめ若者会議」、「燕ジョイ活動部」、「燕市役所まちあそび部」をはじめとする若者たちの主体的なまちづくり活動をサポートするとともに、新たに地域や団体と若者との協働に関するセミナーを開催し、地域とのつながりやふるさとへの愛着の醸成を図ってまいります。  次に、「女性が活躍しやすい環境づくり」についてであります。  仕事と子育てが両立できる職場環境づくりを進める企業を認定・助成する「つばめ子育て応援企業サポート事業」を継続するとともに、すべての従業員が活躍できる職場づくりを目指し、就業規則や社内制度の改善に取り組む企業を応援する「職場環境づくり推進補助金」を新設します。  また、「第3次燕市男女共同参画推進プラン」に基づき、意識醸成を図るための講座を開催するとともに、次期プラン策定に向けて市民意識調査を実施します。  「女性が輝くつばめプロジェクト」では、女性を含む多様な人材が活躍できる社会づくりを目的とした「女性活躍・ダイバーシティ推進フォーラム」を開催します。  戦略の第3は、交流・応援(燕)人口増戦略であります。  燕市を訪れたい・応援したいと思う人を増やすため、①観光の振興、②都市間交流の推進、③燕市のファンづくりに取り組んでまいります。  交流・応援(燕)人口増戦略の1つ目の柱は、「観光の振興」です。  産業観光の拠点施設である産業史料館において、伝統工芸士から彫金製作や鎚起銅器製作の指導を受けることができる体験メニューを追加するとともに、企画展の開催回数を増やすなど、引き続き入館者数の増加に取り組みます。  また、近県や県内小中学校等の修学旅行の受入が好調なことから、学習ハンドブック作成など受入体制を整えつつ、更なる受入拡大に向けて、弥彦村と連携し修学旅行を取り扱う旅行エージェントへのプロモーション活動を実施します。  さらに、燕市観光協会と連携し、効果的な情報発信や外国語を話せる観光ナビゲーターの活用により、産業観光の推進に取り組んでまいります。  加えて、地域間連携による着地型観光を推進するため、燕・弥彦広域観光連携会議による首都圏を中心とした観光プロモーションの実施や、燕三条駅と弥彦温泉を結ぶ観光タクシーを運行するとともに、三条市、富山県高岡市、福井県越前市による金属加工品の産地同士が連携した広域観光プロモーション活動も行ってまいります。  交流・応援(燕)人口増戦略の2つ目の柱は、「都市間交流の推進」です。  災害時相互応援協定を締結している南魚沼市、南相馬市、南陽市との交流については、平常時でのつながりを深めつつ本市地場産品のPRを図るため、感染症の状況を注視しながら、観光物産イベントへの出展を継続します。  東京ヤクルトスワローズとの縁で始まった松山市、浦添市、西都市については、少年野球交流大会などを継続し交流を深めてまいります。  また、定住自立圏を形成する弥彦村とは、引き続き「第2期燕・弥彦地域定住自立圏共生ビジョン」に基づき、公共交通、観光面を中心に連携を進めます。  交流・応援(燕)人口増戦略の3つ目の柱は、「燕市のファンづくり」です。  引き続き、「ふるさと燕応援事業」により、品質の高いお礼の品を通じて本市の魅力を全国にPRするとともに、「自治体クラウドファンディング事業」として、スポーツ施設整備など、寄附金の使い道を特定したうえで全国から寄附を募り、ふるさと納税をきっかけとした応援(燕)人口の拡大を図ってまいります。  また、「広報秘書課」を新設し、専門人材の活用やリニューアルした燕市公式ウェブサイト、各種SNSや動画などを駆使しながら、燕市の魅力を市内外へ効果的・戦略的に情報発信してまいります。  さらに、令和4年度に迎える大河津分水通水100周年記念の気運を醸成するため、各地区においてプレイベント「さくらフェス」を実施するとともに、通水100周年を市内外にPRし、記念イベント等で販売する記念商品の開発を支援するほか、小中学校における大河津分水路建設と長善館門下生の関わりを学ぶ地域教育の実施や、当時の桜並木の景観を復活させる桜復活プロジェクト等の検討を進めます。  戦略の第4は、3つの人口増戦略を支える都市環境の整備であります。  ①安全・安心機能の向上、②快適な都市機能の向上の2つの方針に基づき取り組んでまいります。  都市環境の整備の第1の柱は、「安全・安心機能の向上」です。  はじめに、「災害に強いまちづくり」についてであります。  新規事業として、75歳以上の高齢者のみの世帯などを対象に、避難所開設などの防災情報を固定電話に音声メッセージでお知らせするサービスを開始します。  また、避難所の感染予防に必要なパーティション等の物資を配備するとともに、医療活動にも活用が可能なテントユニットを整備するほか、市職員と地域住民が協働して感染症対策を踏まえたマニュアルに基づく避難所運営の訓練を実施します。  さらに、水害時における市民一人ひとりの行動計画であるマイ・タイムラインを活用した水害対応の総合防災訓練を実施するとともに、地域における防災活動の人的・財政的支援を継続し、地域防災活動の一層の推進に取り組んでまいります。  次に、「防犯・消費者保護対策の推進」についてであります。  地域で設置する防犯カメラの設置費用を引き続き補助するとともに、警察などの関係機関と連携して、安全で安心なまちづくりを推進いたします。  また、架空請求をはじめ増加する高齢者の消費者トラブルやインターネット関連のトラブルなど、複雑化・多様化する消費生活相談にきめ細かく対応するとともに、消費者被害の未然防止のための啓発活動に一層取り組んでまいります。  次に、「交通安全の推進」についてであります。  高齢者の運転免許自主返納への支援を引き続き行うとともに、燕警察署及び燕市交通安全協会と連携した街頭指導や交通安全教室などを通じて、交通安全意識の啓発と交通事故防止に努めます。  また、通学路の安全確保のため、吉田南小学校の通学路となる吉田東通りの歩道拡幅整備に着手するほか、分水良寛史料館近くの小学校踏切における歩道の整備にも取り組んでまいります。  次に、「公共交通の整備」についてであります。  引き続き、循環バス「スワロー号」や弥彦村との共同による「やひこ号」、予約制乗合ワゴン車「おでかけきららん号」を運行するとともに、民間バス路線への運行費補助を行います。  また、「燕・弥彦地域公共交通網形成計画」に基づく利便性の高い公共交通ネットワークの形成に向け、人口の集中度が高い燕地区においてコミュニティバスの新規路線の開設に向けた実証運行を継続し、利用状況を調査します。  次に、「快適な環境の確保」についてであります。  一般廃棄物の処理を行う最終処分場が早ければ令和11年度に計画埋立容量に達する見込みであることから、燕・弥彦総合事務組合において、新しい最終処分場の建設に向けた調査等を開始します。  「クリーンアップ選手権大会」の開催等を通じて、地球温暖化や身近な環境問題について考える機会を提供するとともに、「ごみ・リサイクルガイドブック」により、ごみの減量化、適正処理の浸透に取り組んでまいります。  また、資源ごみの再資源化を促進するため、市内の事業所からアルミ缶及びスチール缶を寄附していただき、その売却益を市内保育園等の図書購入費に活用する「カンカンBOOK事業」を引き続き実施してまいります。  都市環境の整備の第2の柱は、「快適な都市機能の向上」です。  はじめに、「まちなか居住と空き家等対策の推進」についてであります。  新たに、民間団体を対象に中心市街地の再生と活性化を図るプランを募集し、官民連携による魅力的で持続可能なまちづくりを進める「中心市街地再生モデル事業」に国の交付金を活用しながら取り組むとともに、引き続き「まちなか居住支援事業」などを通じて市街地中心部への居住を促してまいります。  併せて、空き家解体後の跡地を周囲の土地と一体活用することを支援する「空き家跡地活用促進補助事業」を新設するとともに、空き家の悩みごとに対しオンラインでも参加できる総合相談会やセミナーを開催いたします。  また、住宅リフォーム助成事業については、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けた住宅関連産業の活性化を図るため、事業廃止の期限を延長し、令和3年度においても引き続き実施いたします。  次に、「親しみのある公園づくり」についてであります。  燕市交通公園において、利用者が安心して施設を利用できるよう、サイクルモノレール発着場の改修を行うとともに、市内の公園について、法令に基づく遊具の点検を実施し、誰もが安心して利用できる憩いの場を提供いたします。  また、燕三条駅脇の須頃郷第1号公園のにぎわい創出のため、三条市と連携して民間活力を活用した公園整備を進めてまいります。  次に、「人にやさしい道路環境の整備」についてであります。  老朽化した道路施設については、引き続き計画的な整備・修繕を行い、適正な維持管理に努めてまいります。  また、県が整備を進める国道289号燕北道路と主要地方道新潟燕線を結ぶ中央通小高線道路改良事業の測量及び設計業務に着手するほか、国道116号と交差し、燕市を東西に結ぶ藤見線についても、道路の狭隘区間の解消に取り組んでまいります。  次に、「安全・安心・おいしい水道水の供給」についてであります。  水道事業広域化基本計画に基づき、燕・弥彦総合事務組合において、新浄水場整備に向けた取水塔設置工事などに着手するとともに、送配水管布設工事を着実に進め、令和7年度の供用開始を目指します。  併せて、新浄水場供用開始までの石綿セメント管完全廃止を目指して、老朽配水管の更新を計画的に進めてまいります。  次に、「適正な汚水処理の推進」についてであります。  「燕市汚水処理施設整備構想」に基づき、集合処理区域における計画的・効率的な公共下水道の整備を進めるとともに、引き続き本町排水区における幹線管渠の改修を行います。  また、下水終末処理場の老朽化などの課題に対応するため、汚水処理の事業運営について、「広域化・共同化」の可能性を検討いたします。  次に、「新たなまちづくりに向けた取組」についてであります。  市政運営の最上位計画である第2次燕市総合計画が令和4年度末に終期を迎えることから、次期総合計画の策定に着手します。  また、燕市の未来を見据えたまちづくりの方向性を描く、まちづくりマスタープランについても、引き続き策定作業を進めてまいります。  併せて、各種関係機関や団体等と連携し、昨年、国の新規事業として採択された国道116号吉田バイパスの早期完成を、国や県に強く働きかけてまいります。  最後に戦略の第5、持続可能な行財政運営の推進についてであります。  行政サービスのデジタル化による市民の利便性向上を図るため、市税の納付方法にスマートフォンアプリによるキャッシュレス決済を導入するとともに、公式LINEにより「ごみ収集日」の地区別配信や、チャットボット機能を活用した市役所への「よくある問合せ」の自動応答サービスを開始するほか、市への申請・届出等の行政手続きについてもオンライン化を順次進めてまいります。  また、「燕市建物系公共施設保有量適正化計画」に基づき、閉園した燕北幼稚園舎を解体し、隣接する燕北小学校の駐車場として整備します。  さらに、令和3年度末に現指定管理者による指定管理期間が満了を迎える道の駅「国上」関連施設について、今年度に見直した制度の運用方針を踏まえ、公募・非公募の適用の見直しを検討します。  併せて、定型的なパソコン操作を自動化するRPA(ロボティクス・プロセス・オートメーション)を活用する業務を拡大するなど、引き続き業務の効率化と職員の働き方改革に取り組んでまいります。  以上、新年度の市政運営の基本方針と新規・拡充事業を中心に主要事業を申し述べてまいりました。  冒頭申し上げたとおり、「PCR検査費用助成」や「小中学校のトイレの乾式化・洋式化」などの感染症対策を継続しつつ、これまで経験したことのない極めて厳しい事態に直面している時だからこそ、この難局を変革の機会と前向きに捉え、「RPAの導入」や「公共施設保有量の適正化」などの行財政改革を着実に進めながら、「デジタル市役所」、「イノベーション拠点整備支援事業」、「中心市街地再生モデル事業」、「全天候型子ども遊戯施設整備事業」、「ワンコインがん検診」などの新規事業により、地方創生という重要課題に対し積極果敢に取り組む予算としたところであります。  令和3年度の目標として掲げたテーマは、「不死鳥“燕”」であります。  燕市はこれまでも幾多の困難を乗り越えてきました。今回の危機も「不死鳥のごとく乗り越え復活する」という強い決意のもと、ウィズコロナそしてアフターコロナを見据え、「フェニックス11+」を継続しつつ、ピンチをチャンスに活かす新たな地方創生に取り組み、「日本一輝いているまち」の実現を目指します。  感染症の収束が未だ見通せない状況でありますが、「産業を支え、市民生活を支え、ふるさと燕を絶対に守る。そのための必要な財政出動は躊躇しない」という信念・覚悟を持って、引き続き市政運営に邁進してまいります。  官民一体となって今般の新型コロナウイルス禍を乗り越えた先に、明るく希望が持てる未来が待っていることを信じて、ともに頑張ってまいりましょう。  市民の皆様並びに市議会議員の皆様におかれましては、更なるご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げ、令和3年度の施政方針とさせていただきます。  ご清聴ありがとうございました。 △日程第5 報告第1号 専決処分の報告について(令和2年度燕市一般会計補正予算(第15号)) ○議長(大原伊一君) 日程第5 報告第1号 専決処分の報告について(令和2年度燕市一般会計補正予算(第15号))を議題とします。  当局に提案理由の説明を求めます。 ◎企画財政部長(春木直幸君) おはようございます。報告第1号をお願いいたします。3ページをお願いいたします。専決第1号 令和2年度燕市一般会計補正予算(第15号)についてご説明を申し上げます。  専決処分をさせていただきました本補正予算は、国の第三次補正に伴う新型コロナウイルスのワクチン接種体制の整備や、今冬の大雪による除排雪対策経費の追加など、早急に対応が必要となる経費を計上させていただきました。  令和2年度燕市の一般会計補正予算(第15号)は、次に定めるところによりお願い申し上げるものであります。  第1条は、歳入歳出予算の補正であります。歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ20億7,634万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ565億1,954万2,000円とさせていただき、第2項は歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によりお願いするものであります。  第2条は、繰越明許費であります。地方自治法第213条第1項の規定により、翌年度に繰り越して使用することができる経費は、「第2表 繰越明許費」によりお願いするものであります。  第3条は、地方債の補正であります。地方債の追加及び変更は、「第3表 地方債補正」によりお願いするものであります。  なお、今回の補正予算は、除排雪対策経費の追加など、早急に対応が必要になったことから、地方自治法第179条第1項の規定により、令和3年1月28日付で専決処分させていただいたものであります。  以上、ご審議の上、ご承認賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(大原伊一君) 説明が終わりました。  質疑はありませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原伊一君) 質疑なしと認め、質疑を終結します。  お諮りします。本件については、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原伊一君) ご異議なしと認めます。よって、本件については委員会付託を省略することに決定しました。  これより討論に入ります。討論はありませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(大原伊一君) 討論なしと認め、討論を終結します。  これより報告第1号 専決処分の報告について(令和2年度燕市一般会計補正予算(第15号))を採決します。  本件は、承認することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原伊一君) ご異議なしと認めます。よって、報告第1号は承認することに決定しました。 △日程第6 議案第1号から議案第6号まで(令和3年度当初予算) ○議長(大原伊一君) 日程第6 議案第1号から議案第6号まで、以上6件を一括議題とします。  お諮りします。本件に関しては、提案理由の説明を省略し、議員全員をもって構成する予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査したいと思いますが、ご異議ありませんか。                           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原伊一君) ご異議なしと認めます。よって、本件については提案理由の説明を省略し、議員全員をもって構成する予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定しました。  お諮りします。ただいま設置されました予算審査特別委員会の委員の構成が議員全員であることから、委員の指名を省略して選任したいと思いますが、これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原伊一君) ご異議なしと認めます。よって、議員全員を予算審査特別委員会の委員に選任することに決定しました。 △日程第7 議案第7号から議案第9号まで(燕市固定資産評価審査委員会の委員の選任について) ○議長(大原伊一君) 日程第7 議案第7号から議案第9号まで、燕市固定資産評価審査委員会の委員の選任について、以上3件を一括議題とします。  当局に提案理由の説明を求めます。 ◎市長(鈴木力君) 議案第7号、第8号、第9号の燕市固定資産評価審査委員会の委員の選任について、一括して提案理由のご説明を申し上げます。  令和3年6月11日をもって任期を満了する燕市固定資産評価審査委員会の委員について、引き続き、秋山よし子氏、亀山克司氏、大久保清美氏を燕市固定資産評価審査委員会の委員に選任をお願いするものでございます。  秋山よし子氏は、昭和25年10月4日生まれで、現住所は燕市吉田日之出町24番28号であります。  亀山克司氏は、昭和32年8月19日生まれで、現住所は燕市幸町3番27号であります。  大久保清美氏は、昭和41年2月16日生まれで、現住所は燕市笹曲8番6号であります。  委員の任期は、令和3年6月12日から令和6年6月11日までの3年間となります。3氏とも固定資産に関する識見に優れており、適任者と存じますので、地方税法第423条第3項の規定により議会の同意を求めるものでございます。  ご審議の上、ご同意賜りますようよろしくお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。 ○議長(大原伊一君) 説明が終わりました。  質疑はありませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原伊一君) 質疑なしと認め、質疑を終結します。  お諮りします。本件については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原伊一君) ご異議なしと認めます。よって、本件については委員会付託を省略することに決定しました。  お諮りします。本件は人事案件ですので、討論を省略し、直ちに採決したいと思いますが、これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原伊一君) ご異議なしと認め、直ちに採決することに決定しました。  これより議案第7号から議案第9号まで、燕市固定資産評価審査委員会の委員の選任についてを一括採決します。  本件はそれぞれ同意することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原伊一君) ご異議なしと認めます。よって、議案第7号から議案第9号までは同意することに決定しました。 △日程第8 議案第10号 燕市行政組織条例の一部改正について ○議長(大原伊一君) 日程第8 議案第10号 燕市行政組織条例の一部改正についてを議題とします。  当局に提案理由の説明を求めます。 ◎総務部長(筆頭部長) 田辺一幸 君) おはようございます。私から、議案第10号 燕市行政組織条例の一部改正について提案理由のご説明を申し上げます。  このたびの改正は、令和3年度の組織機構の見直しに伴い、必要な改正をお願いするものであります。  主な改正内容といたしましては、総務部に広報秘書課を新設し、企画財政部の事務分掌であった広報及び広聴に関することを総務部に移管するほか、市民生活部の事務分掌において、交通対策に関することを交通安全及び防犯対策に関することに拡充し、都市整備部の事務分掌において、公共交通に関することを新たに加えるものです。  なお、この条例は公布の日から施行させていただくものであります。  以上、ご審議の上、ご決定賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(大原伊一君) 説明が終わりました。  質疑はありませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原伊一君) 質疑なしと認め、質疑を終結します。  お諮りします。本件については、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原伊一君) ご異議なしと認めます。よって、本件については委員会付託を省略することに決定しました。  これより討論に入ります。討論はありませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原伊一君) 討論なしと認め、討論を終結します。  これより議案第10号 燕市行政組織条例の一部改正についてを採決します。  本件は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原伊一君) ご異議なしと認めます。よって、議案第10号は原案のとおり可決されました。 △日程第9 議案第11号から議案第29号まで ○議長(大原伊一君) 日程第9 議案第11号から議案第29号まで、以上19件を一括議題とします。  当局に提案理由の説明を求めます。 ◎総務部長(筆頭部長) 田辺一幸 君) それでは、議案第11号、第12号及び第29号につきまして提案理由のご説明を申し上げます。  初めに、議案第11号をお願いいたします。議案第11号 燕市情報通信技術を活用した行政の推進等に関する条例の制定について提案理由のご説明を申し上げます。このたびの条例の制定は、令和元年12月に施行されたデジタル手続法で地方公共団体において行政手続のオンライン化に努めることとされていることに加え、新型コロナウイルス感染症対策として、新たな生活様式に対応した非対面の方法による行政手続のオンライン化を進めるための例規整備を行うものであります。  内容については、市の機関等に係る申請、届出その他の手続等に関し、従来の書面のやり取りによる方法に加えて、インターネット等の技術を利用してオンラインで行うことができるよう共通的な事項を定めることにより、市民の利便性の向上を図るとともに、行政運営の簡素化及び効率化を図るものです。  なお、この条例は令和3年4月1日から施行させていただくものであります。  次に、議案第12号をお願いいたします。議案第12号 燕市情報公開条例の一部改正について提案理由のご説明を申し上げます。このたびの改正は、情報公開の対象となる情報の開示方法に関して、事務の効率化及び市民の利便性の向上の観点から、これまでのように紙媒体に複写したものの提供に加えて、電磁的記録での提供を可能とするものであります。  なお、この条例は令和3年4月1日から施行させていただくものであります。  最後に、議案第29号をお願いいたします。議案第29号 令和2年度燕市土地取得特別会計補正予算(第1号)について提案理由のご説明を申し上げます。このたびの補正予算は、当初計画していた工事の進捗状況により代替地の取得契約に至らなかったため、用地取得費等の関連経費の減額について補正計上させていただくものであります。  令和2年度燕市の土地取得特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによりお願いするものであります。第1条は、歳入歳出予算の補正であります。歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ7,021万3,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1万7,000円と定めさせていただき、第2項は歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によりお願いするものであります。  以上、議案3件につきまして、ご審議の上、ご決定賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ◎市民生活部長(前山正則君) おはようございます。私からは、議案第13号燕市介護保険条例の一部改正につきまして提案理由のご説明を申し上げます。  このたびの改正は、国の第8期介護保険事業計画における第1号被保険者保険料の基準所得金額の決定に伴い、燕市介護保険条例を一部改正するものであります。  改正内容は、保険料の所得段階、第7段階の合計所得金額120万円以上200万円未満を120万円以上210万円未満に、第8段階の合計所得金額200万円以上300万円未満を210万円以上320万円未満に、第9段階の合計所得金額300万円以上を320万円以上にそれぞれ変更するものであります。  この改正は、令和3年4月1日から施行させていただくものであります。  以上、ご審議の上、ご決定賜りますようよろしくお願い申し上げます。  以上でございます。 ◎健康福祉部長(髙野光郎君) おはようございます。私からは、議案第14号及び議案第26号から議案第28号の4件につきましてご説明を申し上げます。  最初に、議案第14号をお願いいたします。議案第14号 燕市看護職員修学資金貸与条例の制定について提案理由のご説明を申し上げます。このたびの条例の制定は、看護職員の地域偏在及び就業場所の偏在を解消するために、県から市町村と連携した修学資金の貸与制度の検討について提案があったものであります。県央地域の他の自治体と協議を重ね、令和5年度開院予定である県央基幹病院の看護職員確保のため、三条市、加茂市、弥彦村においても実施の意向が確認できたこと、また県立吉田病院の改築、再編を見据えた中、看護職員を確保することは燕市の医療体制の維持と充実に資することから、例規整備を行うものであります。  内容につきましては、看護師等を養成する学校または養成所に在学し、将来県央医療圏において看護職員として業務に従事しようとする者に修学資金を貸与すること、また免許取得後に燕市が指定する医療施設において5年間継続して業務に従事した場合は全額返還免除とする事項を定め、県央医療圏における看護職員の確保を推進するものであります。  なお、この条例は令和3年4月1日から施行し、県に合わせて看護職員の需給状況の評価を行うため、令和8年3月31日までの時限を設けさせていただくものであります。  次に、議案第26号をお願いいたします。議案第26号 令和2年度燕市国民健康保険特別会計補正予算(第5号)につきまして提案理由のご説明を申し上げます。このたびの補正予算は、新型コロナウイルス感染症の影響による減免措置に伴う国民健康保険税の減額や、その財源補填として国県支出金の計上、また国民健康保険事業の財政調整基金への積立金などを計上させていただくものであります。  令和2年度燕市の国民健康保険特別会計補正予算(第5号)は、次に定めるところによりお願い申し上げるものであります。第1条は、歳入歳出予算の補正であります。歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ842万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ72億7,007万7,000円とさせていただき、第2項は歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によりお願いするものであります。  次に、議案第27号をお願いいたします。議案第27号 令和2年度燕市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)につきまして提案理由のご説明を申し上げます。このたびの補正予算は、後期高齢者医療保険基盤安定負担金の額の確定に伴い、歳入歳出それぞれ関連項目を増額計上させていただくものであります。  令和2年度燕市の後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによりお願い申し上げるものであります。第1条は、歳入歳出予算の補正であります。歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ418万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ9億3,425万3,000円とさせていただき、第2項は歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によりお願いするものであります。  最後に、議案第28号をお願いいたします。議案第28号 令和2年度燕市介護保険事業特別会計補正予算(第4号)につきまして提案理由のご説明を申し上げます。このたびの補正予算は、介護給付費の国県負担金の確定に伴う減額と、その財源として介護給付費準備基金繰入金の計上、また新型コロナウイルス感染症の影響による減免措置に伴う介護保険料の減額や、その財源補填として国庫支出金の計上などをお願いするものであります。  令和2年度燕市の介護保険事業特別会計補正予算(第4号)は、次に定めるところによりお願い申し上げるものであります。第1条は、歳入歳出予算の補正であります。歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ57万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ89億5,707万円とさせていただき、第2項は歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によりお願いするものであります。  以上、議案4件につきまして、ご審議の上、ご決定賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ◎都市整備部長(小山光生君) おはようございます。私からは、議案第15号から議案第19号及び議案第23号の6件につきまして提案理由のご説明を申し上げます。  初めに、議案第15号をお願いいたします。議案第15号 燕市道路占用料徴収条例の一部改正について提案理由のご説明を申し上げます。このたびの改正は、地価水準の変動等を勘案した道路法施行令の改正を踏まえ、国や県の占用料改正に準じて市においても改正をお願いするものであります。  改正の内容といたしましては、条例第2条関係の別表に定めた占用料の額の一部を改正するものであります。占用料の額の改正の主なものといたしましては、電柱や地下埋設管等の占用料単価の引上げであります。電柱につきましては、主要な電力柱である第2種電柱を720円から830円に、また主要な電話柱である第1種電話柱を420円から480円にそれぞれ引き上げるものであります。また、ガス管等の地下埋設管につきましては、主要な管径であります外径が0.15メートル未満のものは37円から43円に、外径が0.15メートル以上0.2メートル未満のものは50円から58円にそれぞれ引き上げるものであります。  なお、この条例は令和3年4月1日から施行させていただくものであります。  次に、議案第16号をお願いいたします。議案第16号 燕市都市公園条例の一部改正について提案理由のご説明を申し上げます。このたびの改正は、燕市道路占用料徴収条例の一部改正に合わせ、その単価を準用している公園施設の占用料の改正を行うものであります。都市公園法第6条第1項または第3項の規定により、公園施設以外の工作物、その他物件または施設を設けるため、占用の許可を受けた場合に発生する占用料に係る改正であります。  なお、この条例は令和3年4月1日から施行させていただくものであります。  次に、議案第17号をお願いいたします。議案第17号 燕市営住宅条例の一部改正について提案理由のご説明を申し上げます。このたびの改正は、既存公営住宅等の有効活用のため、特定公共賃貸住宅の吉田水道町団地の一部を公営住宅に準じた住宅に転用すること、第6条の入居者資格である同居親族要件及び第8条の単身入居住宅の面積要件等を廃止することであります。そのほか、富永団地の用途廃止を行うこと及び第3条に定めた別表を変更するものであります。  内容につきましては、第2条において特定公共賃貸住宅を低額所得者向けの公営住宅に準じた住宅に用途変更し、新たに公営型地域優良賃貸住宅(公共供給型)と定義づけするものであります。また、市営住宅の入居者資格である同居親族要件、市営住宅に入居できる単身者の要件及び面積要件を廃止いたします。続いて、富永団地において全住戸の取壊しが完了したことから、用途廃止を行います。  第3条の別表第1においては、他の施設設置条例と同様に、表中の項目を「名称」と「位置」にし、別表第2の駐車場に吉田水道町団地を追加するものであります。  なお、この条例は令和3年4月1日から施行させていただくものであります。  次に、議案第18号をお願いいたします。議案第18号 燕市営特定公共賃貸住宅条例の一部改正について提案理由のご説明を申し上げます。このたびの改正は、市営特定公共賃貸住宅の有効活用のため、燕市営特定公共賃貸住宅条例第3条第2項に定めた表を変更すること、第6条第1項第2号に定めた所得の基準を変更するものであります。  内容につきましては、他の施設設置条例に準じて、市営特定公共賃貸住宅の設置に関する表中の項目を「名称」「位置」及び「家賃月額」に改正するものであります。また、特定優良賃貸住宅の供給の促進に関する法律施行規則の一部改正に伴い、入居者資格の要件である所得の基準を15万8,000円以上48万7,000円以下に改正するものであります。本住宅につきましては、その一部を公営型地域優良賃貸住宅(公共供給型)に転用することから、管理戸数が11住戸減少となります。  なお、この条例は令和3年4月1日から施行させていただくものであります。  次に、議案第19号をお願いいたします。議案第19号 燕市有吉田東栄町住宅条例の一部改正について提案理由のご説明を申し上げます。このたびの改正は、燕市有吉田東栄町住宅条例第2条に定めた表を変更するものであります。  内容につきましては、燕市営住宅条例及び燕市営特定公共賃貸住宅条例と同様に、表中の項目を「名称」と「位置」に改正するものであります。  なお、この条例は令和3年4月1日から施行させていただくものであります。  最後に、議案第23号をお願いいたします。議案第23号 市道路線の認定及び変更について提案理由のご説明を申し上げます。このたびお願い申し上げます市道路線の認定は、民間による宅地造成に伴う帰属及び寄附採納によるもので、燕地区の水道町4丁目地内1路線、秋葉町4丁目地内7路線、廿六木三区地内1路線、吉田地区の吉田本所地内1路線、合計で10路線、660メートルであります。  以上につきまして、道路法第8条第2項の規定に基づき、議会の議決をお願いするものであります。  また、市道路線の変更は、一般国道289号、燕北道路整備事業、通称、燕北バイパスの整備事業に伴い、既設の市道中央通小高線を燕北バイパスに接続するため、この路線を延伸するものであります。  以上につきましては、道路法第10条第3項の規定に基づき、議会の議決をお願いするものであります。  以上、議案6件につきまして、ご審議の上、ご決定賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ◎産業振興部長(遠藤一真君) おはようございます。私のほうからは、議案第24号 財産の処分について提案理由のご説明を申し上げます。  本案は、小関産業団地の財産の処分につきまして、燕市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定に基づき、議会の議決をお願いするものであります。  本件は、工場適地内の未利用地を解消するため造成事業を行ってまいりました小関産業団地を売却させていただくものであり、土地の所在につきましては、燕市小関字野中1205番1、地目は宅地、面積は3万3,308.06平方メートルで、売却予定価格は6億3,296万9,822円、売却の相手方は、燕市吉田下中野1535番地5、株式会社ツノダ、代表取締役、角田裕治ほか3社であります。  ご審議の上、ご決定賜りますようよろしくお願い申し上げます。  以上です。 ◎教育次長(宮路一規君) おはようございます。私からは、議案第20号及び議案第21号の2件について提案理由のご説明を申し上げます。  初めに、議案第20号 燕市保育園条例の一部改正について提案理由のご説明を申し上げます。このたびの改正は、令和3年4月1日に燕市立地蔵堂保育園と燕市立笈ケ島保育園を統合するとともに、令和3年3月31日をもって閉園する、社会福祉法人立正保育園が運営する立正保育園における園児の受皿として、社会福祉法人颯和会が運営する分水パステル保育園が開園します。これに伴い、燕市立保育園の2園が令和3年3月31日に閉園することから、燕市保育園条例の一部改正の議決をお願いするものであります。  内容につきましては、本条例第2条第2項別表から地蔵堂保育園及び笈ケ島保育園の名称及び位置を削除するものです。  なお、この条例は令和3年4月1日から施行させていただくものであります。  次に、議案第21号 燕市吉田地域コミュニティセンター条例の廃止について提案理由のご説明を申し上げます。燕市吉田地域コミュニティセンターにつきましては、施設の老朽化に加え、施設利用者が年々減少していることから、燕市建物系公共施設保有量適正化計画の個別施設計画に基づき、令和3年3月31日をもって閉館することに伴い、本条例の廃止の議決をお願いするものであります。  なお、この条例は令和3年4月1日から施行させていただくものであります。  以上2件について、ご審議の上、ご決定賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。  以上です。 ◎企画財政部長(春木直幸君) 私からは、議案第22号及び第25号の2件について提案理由のご説明を申し上げます。  初めに、議案第22号 三条市、燕市、加茂市、田上町及び弥彦村並びに新潟県三条・燕総合グラウンド施設組合の公の施設の相互利用に関する協定の一部変更について提案理由のご説明を申し上げます。燕市は、三条市、加茂市、田上町、弥彦村並びに新潟県三条・燕総合グラウンド施設組合と、関係市町村の住民福祉の向上等を目的とし、協定の締結により施設の相互利用を行っております。今回、相互利用の対象施設について、加茂市と田上町より削除及び追加の要望があったことから、地方自治法第244条の3第3項の規定により、協定の一部変更について議会の議決をお願いするものであります。  なお、協定の変更は関係市町村等の議会の議決を経た後に行い、令和3年4月1日より効力を生じるものとしております。  次に、議案第25号 令和2年度燕市一般会計補正予算(第16号)について提案理由のご説明を申し上げます。本補正予算は、新型コロナウイルス感染症対策として実施してきたフェニックス11プラスをはじめ、令和2年度の各種事業の実績見込みに基づき、必要となる予算の調整を中心に補正させていただくものであります。  令和2年度燕市の一般会計補正予算(第16号)は、次に定めるところによりお願い申し上げるものであります。第1条は、歳入歳出予算の補正であります。歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ2億725万4,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ563億1,228万8,000円とさせていただき、第2項は歳入歳出予算補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によりお願いするものであります。  第2条は、繰越明許費の補正であります。繰越明許費の追加及び変更は、「第2表 繰越明許費補正」によりお願いするものであります。  第3条は、地方債の補正であります。地方債の追加及び変更は、「第3表 地方債補正」によりお願いするものであります。  以上、議案2件につきまして、ご審議の上、ご決定賜りますようよろしくお願い申し上げます。  以上です。 ○議長(大原伊一君) 説明が終わりました。  質疑はありませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原伊一君) 質疑なしと認め、質疑を終結します。  ただいま議題となっております議案第11号から議案第29号までの19件は、配付してあります議案付託表により、それぞれの所管の常任委員会に付託します。 △日程第10 請願第1号 「最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書」の採択を求める請願書 ○議長(大原伊一君) 日程第10 請願第1号 「最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書」の採択を求める請願書を議題とします。  本件に関し、紹介議員より補足説明を求めます。 ◆14番(長井由喜雄君) 「最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書」の採択を求める請願について、紹介議員を代表し、補足説明を行います。  今、皆さんの身近で、大学や専門学校を卒業した若者が燕市内でも新潟県内でもなく東京を始めとした都会に就職をしたという話を聞くことが多くなっているのではないでしょうか。私の近所でも、保育士を目指していた娘さんが卒業した頃に「どこの保育園で保育士になったんですか」と聞いたら、「東京のほうに」との返事が返ってきました。「えっ、どうしてですか」と尋ねると、理由は、アパートを借りても家賃を出してもらえるし、お給料もこっちよりはいいとのことでした。こういう若者は何人もいます。同じような話に心当たりがある方は、この議場内でも多いのではないでしょうか。  請願提出者である新潟県労働組合総連合が2021年1月に最低生計費試算調査を行ったものをまとめ、公表しました。これは、全国の主要自治体で若者単身世帯を対象に、1か月に必要な消費支出を調査したものです。新潟は、2015年のサンプルではありますが、消費支出で17万7,000円、そのほか非消費支出を加え、これに消費税を加えると、最低生計費の月額は24万2,000円となりました。月の実労働時間に近い150時間でこれを割ると、その最低時給は1,613円となりました。  今、全国の最低賃金は、新潟県がCランクで、時給は831円です。一方、東京都は1,013円と、最低賃金時給を比べても182円も低くなっています。こうした現状の中にあって、各市町村や新潟県としても若者の人口流出には大きな危機感を持ち、請願書にもあるように、県内15自治体首長が新潟地方労働局長に最低賃金の大幅引上げと地方経済回復のための要望書を出したのを始め、昨年には花角新潟県知事も最低賃金の地域間格差について要望書を提出しています。これらの動きは県内にとどまりません。政権党である自民党も議員連盟が最低賃金を全国一律にするという提言をまとめています。請願項目は、意見書案にあるように、最低賃金を全国一律の制度とすること、非正規雇用が増え、若者だけでなく、生活を支える中心となる30代、40代、50代の方々も831円の最低賃金ですが、これを若者の最低生計費に近づける時給1,500円以上を目指すこと、そして燕市では特にネックとなるかもしれない中小企業に対しても、最低賃金を引き上げられる環境とするために、国により支援策を拡充することを求めるという内容です。  今でも生きることに精いっぱいという人が多い中、ほんの一握りの富裕層の資産は急拡大する一方、大多数を占める庶民の生活は、このコロナ禍にあって命の瀬戸際にある人たちが急拡大するという大きな矛盾に突き当たりました。地方自治体は、住民の命と暮らしを守るために精いっぱいの努力を払うことです。地方議会においても同様に市民の生活に寄り添い、経済環境のアンバランスに対し、その手だてを取るための声を上げていかなければならないのではないでしょうか。どうか全議員がこの請願に真剣に向き合っていただき、政府に対しこの請願趣旨を届けていただけることをお願いし、私の補足説明といたします。 ○議長(大原伊一君) 説明が終わりました。  質疑はありませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原伊一君) しばらくして質疑がないので、質疑なしと認め、質疑を終結します。  ただいま議題となっております請願第1号は、配付してあります請願文書表により、所管の常任委員会に付託します。  ここでしばらく休憩します。          午前10時58分 休憩          午後 1時09分 再開 ○議長(大原伊一君) 休憩を解き、会議を再開します。  休憩中に予算審査特別委員会が開催され、正副委員長の互選が行われました。  委員長に渡邉雄三君、副委員長に宮路敏裕君が当選されましたので、報告しておきます。 △日程第11 一般質問 ○議長(大原伊一君) では、日程第11 市政に対する一般質問を行います。  最初に、14番、長井由喜雄君に発言を許します。 ◆14番(長井由喜雄君) 日本共産党議員団の長井由喜雄でございます。今、日本は、そして世界は地球上で生きている人類が経験したことのない新型コロナウイルスという大きな試練に直面しています。燕市においても、保育園でのクラスターを始めとして、市民100名が感染しています。コロナウイルスには誰もが感染する可能性があります。今一番大事なことは、感染した方々を非難の目で見るのではなく、どうしたら感染を防いでいくことができるのかを燕市民全員で一緒に考えていくことだと思います。私は、今議会において、コロナ対策の現状と課題について、保育環境について、そして新型コロナ同様、市民の命に大きく関わる30キロ圏内にある柏崎刈羽原子力発電所についての大きく3点について質問いたします。再質問の時間をできるだけ取るために、各質問項目については、提出した質問要旨を読み上げるという形にしたいと思います。  1、コロナ対策の現状と課題について、(1)教育・保育施設やその他公の施設における感染予防と課題について伺います。①、市役所では、1月19日にサーマルカメラが一部の場所に置かれました。現在何台購入し、どこに置いたのか。今後の設置計画はあるのか伺います。  次に、②、体調把握と関わり方について、小中学校及び保育園、こども園、学童保育など、教育子育て施設においてはどういう感染予防対策を取ってきたのか。子供や教師、保育士、その他関係職員の体温の把握や、日常的な、これまでは当たり前だった関わり方をどう変えてきたのか、また変わるべき点は何かお伺いをいたします。  次に、③、教育、保育関連施設でもサーマルカメラの導入が必要と考えます。また、繰り返し提案してきたように、深紫外線による空間除菌、あるいはオゾンを活用した空間除菌などの対策を講じる意思はないのか。置かない理由は何か伺います。  次に、④、感染者が出た場合の情報伝達の基準についてはどうなっているのか。このたびのケースでは情報をどういう形で、どの範囲まで伝えたのかお聞かせをいただきたい。  (2)介護施設や障がい者福祉施設などでの感染予防と課題についてであります。①、介護事業所や障がい者福祉施設における感染予防と課題について。介護事業者が最大限の感染予防策を講じていることは言うまでもないことだと思いますが、さらに必要なことはないのかお伺いをいたしたい。  ②、燕市内の事業所で発生したときには施設名も公表されました。このときは保険者から各介護事業所に情報はきちんと伝達をされたのか。課題として浮かび上がったことはあったのか。課題解決に向けて具体的な取組は始められたのかを伺います。  (3)として、必要なPCR検査の実施とワクチン接種の準備状況についてお伺いします。①、教育・保育・介護施設においては職員の定期的なPCR検査を行うことが必要だと私は考えています。教育の義務、保育の実施義務を持つのが燕市です。そして、介護については保険者として万全を期す必要があり、定期検査を求めたいと思いますが、考えをお聞かせいただきたい。  ②、市民に対してもPCR検査を拡充していくことが必要と考えますが、いかがでしょうか。  次に、③として、市民へのワクチン接種の準備状況について伺います。  大きな2番、保育環境についてであります。(1)燕市私立保育園・認定こども園連盟との懇談からであります。①、ゼロ歳、1歳の受入れで、定員に対し保育士が確保できないことから、これを下回る人数で新年度をスタートせざるを得ないとの深刻な発言がありました。現在、私立園、公立園で同様の実態についてはどうか。この状況をどう考えるのかお聞かせいただきたい。  (2)新年度の公立保育園の体制と、2年度目に入る会計年度任用職員の任用について伺います。①、新年度の入園希望数はどうか。公立保育園の2園の廃園により職員動向はどうなるのかお聞かせいただきたい。引き続き公立保育園を希望する会計年度任用職員で、採用継続されない人はいないのか。任用内定、任用保留、退職通知については、その他の職種も含めどうだったのかを伺います。  ②、正規、非正規のアンバランスによる課題はないのかお尋ねをいたします。  (3)として、保育士の人材バンクについてです。ホームページでも募集されている保育士等人材バンクの記載内容についてお伺いをいたします。  大きな3、30キロ圏内にある柏崎刈羽原子力発電所について。(1)一連の、安全を脅かす東電の姿勢と運転資格についてでありますが、①も同様であります。市の考えを伺います。  (2)これまで言われてきた発電コストと現実について、これも市の考えについてお聞かせをいただきたい。  最後に、(3)避難計画についてでありますが、①、避難計画の実効性についてお伺いをいたします。  (4)市民の命と暮らしを守ることと事前了解についてであります。これについても市の考えをお伺いをいたします。  以上で1回目の質問といたします。 ◎市長(鈴木力君) それでは、長井議員のご質問にお答えします。私からは、3番の柏崎刈羽原子力発電所についてのご質問に答弁させていただきます。そして、副市長から1番の(3)の③、市民へのワクチン接種の準備状況、このご質問に答弁させていただきます。それ以外の項目につきましては、それぞれ担当部長のほうから答弁させていただきますので、よろしくお願いいたします。  それでは、ご質問の3の(1)から(4)までの原子力発電所に関するご質問について、一括して私のほうから私の考えをお答えいたします。  最初に、(1)柏崎刈羽原子力発電所で発生しました所員による不正入室問題や、官僚の発表していた原子力発電所7号機の安全対策工事がまだ一部未完了であったと、これらについてでございます。これら一連の問題は、安全を最優先とすべき電力事業者として言語道断、あってはならないことだと受け止めております。私としては、今回の事案を踏まえ、原子力規制委員会は、東京電力の原発運転における適格性について再度評価をやり直すべきだと考えております。  次に、(2)の原発の発電コストについてでありますが、安全対策費を踏まえた発電コストを市として評価するための情報は持ち合わせておりません。国策として原子力事業を進めてきた経緯を踏まえますと、国が責任を持って国民が納得できるよう十分な情報提供を行うべきと考えます。  次に、(3)避難計画の実効性についてでございます。現在、新潟県が新潟県原子力災害広域避難計画の検証などを目的に行っておる原子力防災訓練、これに燕市としても参加することをやっておりますけど、そういった避難訓練の計画を通してその実効性を確認しておるところでございますけれど、例えば今年のような豪雪時において円滑な避難を行うことができるのかどうか、不安な要素がまだまだあると認識しております。  最後に、(4)市民の生命、生活を守ることと事前了解というご質問にお答えいたします。この点につきましては、昨年の9月議会でも答弁させていただいたとおりでございますけれど、原発再稼働に向けた自治体の事前了解については法的根拠がありません。また、双方の自由意思に基づく契約としての事前了解権を含む安全協定、これを30キロ圏に広げるということにつきましても、これまでの東京電力の見解、消極的な態度を見る限り、その締結の可能性は極めて低いものと認識しております。一方で、多くの燕市民が原発の再稼働に不安を感じており、燕市長として市民の安全、安心を守る責務があるというふうに私は思っております。したがいまして、これまでも繰り返し申し上げてまいりましたけれど、県の原発事故に関する3つの検証、これがまだ続いておりますので、この結果が出るまでは再稼働の議論はすべきでないというふうにまず考えております。いずれ再稼働の議論がされるんであれば、その際には、事前了解権の有無にかかわらず、燕市民の生命、財産を守るという使命に立って、原発の安全性確保に少しでも懸念がある限り、東京電力や立地自治体以外の意見を聞く立場にある県に対して、この点が不安だ、この点は大丈夫なのかと必要な説明や是正を求めていきたいと考えております。  以上です。 ◎副市長(南波瑞夫君) 私からは、市民へのワクチンの接種の準備状況についてお答えをいたします。  新型コロナウイルスワクチン接種に関しましては、報道でもご存じのとおり、国内初の医療従事者の先行接触が2月の17日に国立病院機構東京医療センターで実施をされたのに続きまして、県内でも2月の19日に柏崎市の国立病院機構新潟病院で接種が始まりました。院長さんの会見では、効果は期待できると。接種者が増えれば集団免疫が獲得できて感染症が終息すると考えるという声が聞かれるなど、有効な治療薬がなく国内での感染拡大がなかなか収まらない中で、現場の医療関係者からの期待も非常に高まっているところでございます。また、議員ご指摘のとおり先月には保育園でクラスターが発生し、また厚労省や県の発表で変異株であることも判明した経緯もあります。その中でワクチンに対する期待も非常に大きく、現在担当部局が市医師会と協議を重ね、市民の皆様が安心してワクチンを受けられるよう体制整備を進めているところでございます。  先日、燕市医師会会員の皆様にワクチン接種に対するご協力の意向調査を実施させていただいたところ、ほぼ全ての医療機関よりご協力をいただけるとの回答をいただいたと聞いております。これにより市としての体制の整備は進むものと考えておりますが、ワクチンそのものの本市への供給時期についての具体的な情報が乏しく、苦慮しているところでございます。報道等によれば、高齢者向けのワクチンが届き始めるのは4月の下旬以降。これが全国の全ての市町村に届くのは6月下旬と国から発表がなされており、ワクチンが届き次第接種が始められるよう準備を進めているところであります。  なお、詳細については担当の医療主幹からお答えをさせていただきます。よろしくお願いします。 ◎総務部長(筆頭部長) 田辺一幸 君) 私から、ご質問の1、(1)①、サーマルカメラの設置状況についてお答えいたします。  新型コロナウイルスの感染防止対策として、検温による健康チェックとマスク着用の徹底を促すため、1月中旬から下旬にかけましてスタンド型サーマルカメラを19台購入し、多くの市民が利用される施設やイベントなどを開催する施設に配置することといたしました。配置した施設については、市役所庁舎に5台、保健センターに3台、道の駅国上に2台、てまりの湯、吉田トレーニングセンター、吉田産業会館、中央、吉田、分水の各公民館と燕、吉田公民館にそれぞれ各1台となっております。          〔「図書館」と呼ぶ者あり〕 ◎総務部長(筆頭部長) 田辺一幸 君) 図書館です。すみません。図書館でございます。残りの1台は、庁舎内での使用や貸出し用として用地管財課で管理しており、現在は納税相談の会場内に設置しております。その後、体育施設や一部の小学校で設置された施設がございますが、今後もそれぞれの施設管理者や各担当にてその必要性と設置の検討を行ってまいります。  以上でございます。 ◎教育委員会主幹(鈴木華奈子君) 私からは、1の(1)の②から④についてお答えさせていただきます。  1の(1)の②、感染予防対策と関わり方についてお答えいたします。小中学校、幼稚園、保育園、こども園、児童クラブ等では、文部科学省の学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル等に基づき、次のような取組を徹底して行ってきました。まず、自宅で体温を測るなど健康観察を徹底し、発熱などの風邪の症状がある場合には自宅で休養すること、手洗いとうがいを小まめに実施することを全ての施設で指導するとともに、換気の徹底、子供が頻繁に触れる箇所の消毒をしてまいりました。小中学校では、十分な睡眠、適度な運動及びバランスの取れた食事を心がけ、抵抗力を高めるよう児童生徒を指導し、マスクの着用や身体的距離の確保に努めるとともに、給食時につきましては、給食当番の検温を行い、喫食時には対面にせず、不要な会話は控えるなどしてまいりました。加えて、歯磨きについては、学年や学級ごとに手洗い場や使用時間を分け、歯ブラシを小刻みに動かし、口をすすぐときは静かに吐き出すなどの変更をしたところです。また、幼稚園、保育園等におきましては、各園でそれぞれ工夫して感染予防対策に取り組んでおります。主な取組としては、午睡時に遊戯室だけでなく保育室も使用して間隔を広く取ったり、未満児クラスでは保育士が給食支援の際に園児と一緒に食事をせず、交代要員と入れ替わって食べたり、3歳以上児クラスでは、施設の関係上、園児が向き合わざるを得ない場合、新たに仕切り板を設置したりしております。子育て支援課では、各園の先行事例を収集するとともに、情報提供を行い、それぞれ工夫して感染予防対策を一層徹底するように指示をしたところです。  次に、1の(1)の③、教育保育施設等におけるサーマルカメラ等の導入についてお答えいたします。不特定多数の者が出入りする本庁舎等における検温と違い、学校や保育園における検温については、家庭における検温を含めた健康観察が重要と考えております。また、各施設には非接触型体温計を配備し、児童や園児以外の立入りについては管理しております。ただし、学校によっては、職員玄関にサーマルカメラを設置し、来客の対応に活用しているところもあります。深紫外線による空間除菌やオゾンを活用した空間除菌については、前回の議会にてお答えしておりますとおり、有効性や安全性を十分に確認する必要があると考えております。したがいまして、引き続き厚生労働省や経済産業省、消費者庁からの情報収集に努めてまいります。  最後に、1の(1)の④、情報伝達の基準及び伝えた範囲についてお答えいたします。市教育委員会では、新型コロナウイルス感染者が確認された場合、基本的には、新潟県の報道発表後に市のホームページ上でお知らせすることを基準としております。また、その報道内容についても県の内容に応じて発表しており、その際には、個人情報保護及び個人の尊厳の確保のために、情報の取扱いに十分配慮しているところです。このたびは施設を臨時休校、休園する必要があったことから、県及び市による報道発表前でしたが、小池小学校、燕東小学校及び小池保育園の保護者を始め当該関係者の皆様に連絡用メール等により当該施設の臨時休校、休園のお知らせをするとともに、お子さんの健康観察及び個人情報保護のための情報の取扱いの注意喚起等についてお伝えしたところです。  以上です。 ◎健康福祉部長(髙野光郎君) 私からは、1の(2)についてお答えいたします。  最初に、1の(2)①、介護事業所や障がい者福祉施設における感染予防と課題についてお答えをいたします。介護サービス事業所では、手指消毒、マスクの着用、検温はもちろんのこと、入所者とご家族との面会をリモートによる対応としているほか、従事者の私生活においてもその行動を制限するなど、常日頃から最大限の感染予防対策を講じていただいていると聞いております。市といたしましても、感染予防対策として従事者やサービス利用者に対するPCR検査費用の補助を行っており、安全、安心なサービス提供の一助になっているものと考えております。障がい福祉サービス事業所におきましても、介護サービス事業所と同様に、手指消毒、マスクの着用などをお願いするとともに、障がい特性によりマスクの着用が困難な利用者においては、他の利用者と十分な距離を取るなどの感染予防に努めていると聞いております。市では、介護、障がい福祉サービス両事業所に今後も引き続き感染防止に努めていただくようお願いしてまいりたいと考えております。  次に、②、介護サービス事業所で感染が発生した際の課題と、その課題解決に向けた具体的な取組についてお答えいたします。本年1月に燕市内の介護サービス事業所2か所でサービス利用者の感染が発生した際には、当該事業所がその経過や対応についての情報を随時発信しておりました。また、感染された利用者やご家族は担当のケアマネジャーなどにその旨の連絡をされており、その方が関連する他の介護サービス事業所にも情報が共有されるなど、適切な対応が取られていたことを確認しております。市では事業所と随時連絡を取らせていただいておりましたが、その中で施設内の消毒や部分的な休止の間、感染されていないサービス利用者に引き続き安全にサービスを提供するにはどうしたらいいかとのご相談がございました。これにつきましては、県が行っております介護サービス施設事業所職員応援実施事業の活用をあっせんするとともに、県の担当者へつなぐなどの対応を行ってまいりました。  以上でございます。 ◎教育次長(宮路一規君) 私からは、大項目1の(3)の①及び大項目2についてご答弁申し上げます。  初めに、1の(3)の①、職員への定期的なPCR検査の実施についてお答えいたします。PCR検査については、濃厚接触者や感染の可能性の高い、疑わしい症状のある方に対して速やかに実施することで感染拡大を防ぎ、また罹患者へ迅速に医療対応を行うことができます。ご質問の教育、保育施設における定期的なPCR検査については、症状や感染の疑いがない状態でも広く実施することになり、検査機関に不要な負担をかけることにもなりかねず、また本来であれば迅速に検査をする必要があるケースに支障が生じるおそれもあります。また、受検者の精神的な不安をあおる懸念もあります。したがいまして、今後とも感染の広がりを未然に抑え込むことを最優先に、状況に応じた検査を実施してまいりたいと考えております。  次に、介護サービス事業所における従事者のPCR検査につきましては、市では、利用者の皆様への安全、安心なサービス提供のため、民間検査機関等が実施するPCR検査の定期的な検査等に係る費用の一部を助成しており、既に多くの介護サービス事業者からご活用いただいているところであります。  次に、2の(1)の①、私立保育園、こども園における保育士の確保状況についてお答えいたします。子育て支援課では、私立園における保育所の確保状況を詳細には把握しておりませんが、私立園全体で見ると、ゼロ歳児と1歳児ともにおおむね前年度と同数の援助を受ける予定であることから、保育士はほぼ確保できているものの、一部の私立園では保育士の確保ができていないため、ゼロ歳児と1歳児について、今年度よりも園児数を減らしてスタートする園があると聞いているところでございます。公立園については、ゼロ歳児と1歳児を始め、現時点での入園希望者全員を受入れ可能な保育士数を確保しているところです。市教育委員会といたしましては、公・私立園を問わず、今後も待機児童が発生しないよう、市内の全園を対象に入園の利用調整を行い、入園を希望する子供たちの受入れを行ってまいりたいと考えています。  次に、2の(2)の①、新年度の会計年度任用職員の任用の見込みについてお答えいたします。令和3年度の公立保育園全体の園児の定員数は、分水地区の2園が閉園するため、250人減少して1,625人となります。令和3年1月末時点の入園予定者数は1,150人で、昨年度の1,397人と比べ247人減少しています。閉園する2園の会計年度任用職員は、育児休業中の職員も含めて35人おりますが、来年度の任用意向を調査したところ、退職希望者は8人、再度の任用希望者は27人でございました。再度の任用希望者については、自宅から近距離の公立園を希望する方が多いため、個別に面談をして話を聞いているところです。市教育委員会といたしましては、市内の全園で調整を図りながら、できるだけ職員の希望に沿えるよう配置していきたいと考えております。また、その他の職の会計年度任用職員につきましても、既に各所属において個々の職員の日頃の勤務実績や職務に対する適性等を考慮しながら職員に再度の任用について意向を確認し、希望される方については保育士職と同様に再度任用することとしているところでございます。  次に、2の(2)の②、正規職員等と会計年度任用職員の比率についてお答えいたします。令和3年度について、早朝保育及び延長保育を除いた日中の保育に関わる会計年度任用職員は169人の配置を予定しております。任期付職員を含めた正規職員は132人の配置を予定しており、正規職員等の比率は43.9%となります。令和2年度については、日中の保育に関わる会計年度任用職員は188人、正規職員等が143人であったため、正規職員等の比率は43.2%であり、令和3年度は若干正規職員等の比率が増えているところです。市教育委員会といたしましては、議員のご質問にある正規職員と非正規職員の割合による課題はないものと考えております。  最後に、2の(3)の①、保育士等人材バンクのホームページにおける記載内容についてお答えいたします。登録資格としては、保育士資格または幼稚園教諭免許を有していて保育業務に従事できる方。居住地、年齢は不問。勤務時間は4時間単位から。時給は1,054円。応募方法は、登録申込書に必要事項を明記して子育て支援課へ持参すること。審査は、応募書類提出の際に面接を行うことなどを明記しております。そのほか、登録時などに提出する書類の書式を載せているところです。  以上でございます。 ◎健康福祉部医療主幹(本間修君) 私からは、ご質問の1、(3)②と③につきましてお答えいたします。  初めに、1、(3)②、市民に対してもPCR検査の拡充が必要ではないかについてお答えいたします。燕市では、これまでも市内事業者及び教育実習生などを対象にPCR検査による自主検査費用の一部助成を県内に先駆け実施しており、その後、介護従事者、介護サービス利用者、そして受験や冠婚葬祭、里帰り出産などについても助成対象を拡充しております。また、市内保育所及び小学校など感染リスクが高い施設で感染者が発生した場合には、行政検査の対象とならない方に対しても、市独自の判断によりPCR検査による自主検査を積極的に実施しております。事実、市役所及び小池保育園などで発生した新型コロナウイルス感染では、市が自主的に実施したPCR検査により数名の感染が確認されており、感染拡大の抑制に貢献したものと考えております。  議員ご指摘のとおり、希望する市民が手軽にPCR検査できることは感染拡大防止に重要であると認識しておりますが、PCR検査の診断特性に加え、検査可能件数に限りがあることも事実であり、今後も感染状況を勘案した中で、効果的な検査体制の構築を保健所を始め県と連携し、燕市としてできることを実施していきたいと考えております。  次に、1、(3)③、市民へのワクチン接種の準備状況についてお答えいたします。市では、2月12日の全員協議会でご報告させていただいたとおり、2月から健康づくり課内に新型コロナウイルスワクチン接種推進室を設置し、国が示した接種体制構築のスケジュールに基づき体制整備に取り組んでいるところです。ワクチン接種の準備状況につきましては、まず医療従事者向け接種を実施主体である県が3月からの接種に向け準備を進めており、続いて市が実施主体となる65歳以上の高齢者向け接種を国が示す4月から開始できるよう準備を進めているところです。高齢者を含めた市民向けの接種につきましては、かかりつけ医など医療機関での個別接種をメインに公共施設などの集団接種を組み合わせた接種体制により、個別及び集団接種が可能な介護施設入所者などについては、介護従事者とともに施設で接種が受けられるよう、併せて検討を進めているところでございます。現在、燕市に配分されるワクチンの供給量や供給時期が国、県から明確に示されていない状況ですが、新型コロナウイルス感染症のワクチンをできるだけ速やかに安心して接種いただけるよう、医師、看護師及び会場の確保など、接種体制の準備を地元医師会などと連携し全力で進めてまいります。  以上でございます。 ◆14番(長井由喜雄君) では、順番に再度質問させていただきますが、コロナ対策の現状と課題のところからであります。  まず、(1)の①、市役所の関係のサーマルカメラ、19台ということでありました。今後、皆さんが足りていないという箇所はあるのかないのか、その計画はあるのかお聞かせをいただけませんか。 ◎総務部長(筆頭部長) 田辺一幸 君) 市としてまとめて購入という部分については、管財担当としては今のところは考えておりませんが、各部署、例えば教育委員会の学校であるとか子育て施設については教育委員会で検討しているというところでございます。詳細については、教育委員会のほうで答えさせます。お願いします。 ◎教育委員会主幹(鈴木華奈子君) 学校関係でのサーマルカメラの導入についてお答えいたします。  小中学校では、今現在サーマルカメラを導入している学校が3校ございます。こちらにつきましては、今年度内の学校配当予算から購入もしくはコロナ対策補助金を活用しての購入ということでなっているというふうに聞いております。また、今後なのですが、これから校長会への意向確認等も必要になるかと思いますが、全ての小中学校に向けて全校に一斉配備したほうがいいのではという意見も今教育委員会の中では出ているところでございます。今後検討させていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。 ◎教育次長(宮路一規君) 保育園、それから子育て関連施設へのサーマルカメラの設置についてでございます。今ほど主幹がご答弁しましたように、保育園、子育て支援施設につきましても今後各施設のニーズを把握した上で設置について検討してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ◆14番(長井由喜雄君) このことについては、1つだけ是非強く要望したいんだけれども、先日、吉田駅裏の前庁舎、ここは社協さん、子育て支援センター等が入る複合施設でありますが、高校生の待ち時間を使った学習の場でもあります。ここには設置がされていないんです。まさに不特定多数の人たちが来る場所ということでは最優先でここには設置していただく必要がある。ここの管理がどうなっているのか、どこが主体となるのか分かりませんが、それについてはいかがかお聞かせをいただきたい。 ◎教育次長(宮路一規君) 吉田駅裏にある市民交流センターのお問いでございます。市民交流センターにつきましては、社会教育課所管施設でございますので、今ほど議員おっしゃられるように不特定多数の者が使用する施設でございますので、サーマルカメラの設置については積極的に検討を進めていきたいと思っております。  以上です。 ◆14番(長井由喜雄君) 次に、②のところに行きますけれども、ちょっと答弁の中では、未満児のほうでは保育士が代わって、一緒に食事をすることはないというふうに答弁があったかと思いますけれども、保育士はしっかりとマスクを着用しているのか。マスクを外しての、3歳以上児の場合は恐らく一緒に食べているんだろうと。ですから、一緒に取っていたんだと思いますけれども、これはやっぱり一刻も早く現状から改善をすべきというふうに私は考えるんです。今はとにかく緊急事態でありますから、まずは保育園でいえば、親は玄関からは入らない。そして、未満児についても玄関で保育士が預かる。食事を含め、保育士は絶対に子供の前ではマスクを外すことをしない。ゼロ、1、2歳児の食事は必ず調理用手袋をつけて当たる。そして、保育士は子供と一緒の場面で食事はしない……失礼。これ言いましたっけ。しない。それから、ゼロ、1歳児の場合は、これは保育士の口元、これも非常に重要ですから、いろいろ問題はあるかもしれないけれども、フェースシールド等を用意して、最低限保育士の表情が見られるよう工夫をする。これを私は徹底すべきだと思うんです。保育士、園児の体温管理も、これはどう徹底していくのかというのが非常に重要だと思うんですけれども、それについて今皆さんが検討されていることはあるのかお聞かせいただきたい。 ◎教育次長(宮路一規君) 保育園での保育士のマスク等、それからフェースシールドなどのご質問をいただきました。園では、これまで保育士が園児と食事をする際は一緒に取っていたわけでございます。しかしながら、現在は園児とは別に食事を取ることとしたところでございます。また、職員については、食事を取る以外はマスクをしっかりつけているといった状況にもございます。なお、このような情報については私立園を含めまして全ての園で情報共有を行っており、実施をしているところでございます。  それから、園児の送迎といったところで、これまで未満児の送迎については玄関先でやっていたわけですけれども、以上児も含めまして、現在では保育室まで行かなくて玄関で送迎をやっているといったところでございます。ほとんどの園でです。すみません。全ての園ではございません。ほとんどの園で玄関で受渡しをしているといったところです。  それから、体温管理といったご質問もございました。体温管理については、園児、それから保育士とも健康カードというのがございますので、そこに記録をして徹底した管理を行っているといったところです。  それから最後に、フェースシールドのお話もございました。フェースシールドについては、議員もご承知のように、マスクと比べて飛散防止の効果が若干落ちるといったようなことも言われておりますので、例えばですけれども、本の読み聞かせなどで園児と距離を取ることができるような活動の場合には、そのようなフェースシールドの着用についても今後検討していきたいというふうに考えています。  以上です。 ◆14番(長井由喜雄君) とにかく現場の保育士の皆さんと十分な話合いをしながら、みんなで知恵を出していくということが大事だと思うんです。今までは割と皆さんが一方的にと言うと語弊あるかもしれないけども、指示の下でやっていたと。これは、現場の人はプロですから、そこの意見を十分聞いて、皆さんが逆にそこを調整するということが大事だと思います。この点で最後に1つ聞きますけれども、今日から園が再開になりましたね。学校も含めてですか。どういう対応で今日から臨んだのかお聞かせをいただきたいことと、もう一つは、一緒に聞きますけれども…… ○議長(大原伊一君) 一問一答ですよ。 ◆14番(長井由喜雄君) では、はい。 ◎教育次長(宮路一規君) それでは、小池保育園のほうからご答弁をさせていただきます。  小池保育園については、ご承知のように園児、職員全員に対して1回PCR検査をさせていただきました。その後に改めて陰性だった者に対して再度のPCR検査を行って、計2回のPCR検査を行い、そこで陰性になった方たちを対象として本日から、健康観察期間も含めた中で、保健所の助言に基づき再開したといったところでございます。  以上です。 ◆14番(長井由喜雄君) この保育の現場においてちょっと声を聞きますと、マスクなんかがみんな自前なわけです。私は、これは自前ではなくてしっかりと、保育士の皆さんには公的なものを使ってもらうということが大事だと思うんだけれども、さらにいろいろ頂いたりなんかしたものでしょうか、いっぱい箱は積んであるけれども、それがなかなか使われないままになっているという声がありますが、それらについてはどうかお聞かせをいただきたい。 ◎教育次長(宮路一規君) 保育士のマスクのお問いでございます。議員今ほどおっしゃられたように、市内の企業の皆様方からたくさんマスクの寄贈をいただいております。そのマスクの使用方法については、保育士の皆さんには必要に応じて随時配布をしているといったことでございます。  以上です。 ◆14番(長井由喜雄君) 次に行きます。  ③のサーマルカメラ及び空間除菌という問題ですけれども、先ほどの答弁では有効性、安全性を情報収集しながらと、行政らしい答弁、100点満点の答弁だったわけだけれども、私はこれ非常に重要なことだと思うんです。既にこれは研究機関もこれを研究して、オゾン空間除菌、それらを普及を始めているし、現に導入されたところだってある。これについて言うと、新潟県内でも秋葉区に、これは分かりやすいように名前出しますが、テクノリンクさんというところが実際機械を作って、そしてこれを今普及をしようとしている。なぜこれ紹介するかというと、1台13万円、そして対応面積が4畳から40畳。教室は63平米が基本というふうになっているので、これに十分対応できるわけです。今、燕市内では、公立でいいますが、全て、小学校186教室、中学校60、幼稚園3、保育園、こども園11、保育室とか保育園の関係は87、合計347室と。これ単純に掛け算しますと、4,500万円の予算があれば空間除菌というものを整備することができるわけです。私立さん入れていったって、これさらに単価は下がっていくでしょうから、これは日中の除菌、その中で授業なり保育が行われるという一つの大きな安心の空間づくりになると思うんですけれども、いま一度、これどなたが答えるかって微妙かもしれないけど、教育委員会だね、全部。お答えをいただけないでしょうか。 ◎教育委員会主幹(鈴木華奈子君) オゾン空間除菌や紫外線等についての効果について、導入の意向があるかどうかということについてのご質問いただきました。ありがとうございます。議員おっしゃるとおり、まさしく研究をしていきますと、オゾン除菌効果については様々なデータが既にいろんなところで公開されておりまして、その有効性が認められているものということについては認識しております。ただ、一方で、また別のところでの研究によりますと、人体への影響については、一定濃度以上になりますとやはり有害性についても指摘されている部分もございます。その両方について考えたときに、例えば生活空間での長期間の使用というところがやっぱりネックになってくると思うんですが、それが子供たちにどのような影響があるのか、安全性について十分な確認が今のところ私どものほうではできていないという状況でございます。よって、現時点での導入については、まだ一概には考えることはできません。ただ、引き続き定期的な換気等を行うとともに、またこれについての、機器についての調査研究等を進めていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 ◆14番(長井由喜雄君) オゾンでいうと0.05から0.1については、これは日中でもオーケーだということが言われていますし、研究機関でも既にこれは公表されて、大きく報道もされています。是非その姿勢は保ち続けていただきたいこと、そして今保育の現場では一つ一つのおもちゃを次亜塩素酸を使ってでしょうか、拭いていくという非常に大変な作業している。これについては人的補助をしているということではあるけれども、例えば今消防でオゾン水の精製機を入れて、これで10秒水で流して除菌を完了ということで既に導入していますね。オゾン空間除菌にしても救急車には全部入れているわけですよ。そういう実例があるというのが身近であるわけだから、大きくよその世界みたいな話をしないで、これは是非検討いただきたい。おもちゃだって10秒できれいにすることができるんですよ。もう現場の手間を考えたら、すぐにでもここから取り組んでいいと思うんだけれども、どんなですか。 ◎教育次長(宮路一規君) 今、議員のほうから保育園のおもちゃの除菌といったお問いでございます。先ほど主幹のほうから答弁いたしましたけれども、オゾンについてはまだ安全性が十分に確認されていないといった状況の中でありますので、拭く手間がオゾンを入れることによって省力化されるといったところは十分議員ご指摘のとおりだと思いますけれども、安全性が第一でございますので、その利便性よりも、まずもって子供たちの安全性を最優先に考えていきたいと思っております。  以上です。 ◆14番(長井由喜雄君) 次に行きます。  介護施設の関係。私、1つだけ懸念があります。個人情報ということで、本人と、それから家族にしか、陽性となった場合、情報が行きませんね。高齢で単身世帯、高齢独居世帯の場合、サービスで利用回数が浅い人などは、例えば陽性になってもなかなかケアマネさんとか介護事業者に情報を伝えるということが困難なのではないか。そういうことを考えると、一定のこれは保険者としての情報の共有というのは今以上に必要な場合もあるんじゃないかと思いますが、それについて1点お聞かせいただきたい。 ◎健康福祉部長(髙野光郎君) 今ほどのご質問にお答えいたします。  介護サービス事業所のほうでは、サービスを利用されている方の体調などにつきましては日頃からよく観察をされているということでございます。利用者の体調に疑わしい点などがありますれば、ご本人から聞き取りを行ったりとかをしまして、それをケアマネジャーとも共有されているということでございますので、情報が埋もれたままということはないものというふうに思っております。 ◆14番(長井由喜雄君) PCRの検査については、先ほど医療主幹の答弁の中でも検査機関の負担という言葉も出てきました。私、そんなことを考えていたら、じゃ何を基準に検査するんだって話になると思いますよ。今でも保育、学校、密を避けたらそれが成り立たないという、介護施設もそうですけれども、そういうところが現実的にある以上、定期的なPCR検査で無症状者をしっかりと発見して対応をしっかり取るというところが既に行政でも幾つもある。皆さんにも資料も文書で、文書でというかな、要点の中でお知らせもしていますけれども、その補助については、もう新発田市、それから千葉県松戸市、こういうところは実際に補助をして面的なものをやろうとしている。それから、唾液検査、これも有効だというふうに言われていますから、那須塩原市ではプール検査、これを基本に1,200万円の予算をつくって、1万5,000人分、これ対象にプール検査をやると。負担は1,000円。5人までこれ唾液も併せて検査することできるから、1人当たり200円ですよ。こういうことを燕市でも取り組んでいくべきじゃないかと。現にクラスターが発生しているんだから。していないときだったら、ううんという声も理解できないではなかったかもしれないけど、そこはどうですか。どなたがお答えいただくんだろう。 ◎総務部長(筆頭部長) 田辺一幸 君) 先ほどのお答えとかぶることになりますけども、今後も感染の広がりというところを未然に抑え込むというのが一番だと思っておりますので、そのことを最優先に考えて、状況に応じた必要な検査を行っていくというところでいきたいと思っております。その辺については、保健所、県のほうの助言を聞きながらしっかりとしていきたいと思っております。 ◆14番(長井由喜雄君) 次に、③の市民へのワクチンの接種の関係ですけれども、答弁では、医師会との協力、これは欠かせないし、医師会のほうでも多くの方が理解をいただいたようだということで、かかりつけ医については個別をメインとしていきたいというお話がありました。私も幾つかの医療機関でちょっと話が聞ける先生に聞いたりしていますけれども、個別というのが本当に現実性があるのかというと、今でもいっぱいいっぱい。通常のインフルエンザのワクチンの接種やったりとかしている。あるいは、診療科によっては大人がその対象となって、今まで来ないような人が来るということに対しての大きな懸念だってある。そういうことから考えると、皆さんが思っているような個別接種がメインでこれ進むなんて私全然思えないんだけれども、いかがですか。現状。 ◎健康福祉部医療主幹(本間修君) ちょっと前に戻りますと、一番最初は、ファイザーのワクチン小分けができないということで、大きな会場、集団接種をメインに考えていたんですが、集団接種にしてもその会場においでいただくのは医師会の先生方でありまして、看護師さんを含めてですが、そうしますと議員さんおっしゃるとおり通常診療を抱えている中でさらにまた集団接種にもおいでいただく。そうすると、例えば休み時間とか、あと休診日、あと土日等が考えられるわけですが、どう積算をしてもなかなか追いつかないということが分かってきまして、そうこうしているうちに練馬区モデルというのが発表されまして、ファイザーのワクチンが小分けにできるというふうな情報を得ましたので、方向転換をさせていただいて個別の接種をメインに、といいますのは、今インフルエンザのワクチンなんかも全てかかりつけ医の先生で接種をしていただいておりますし、ましてや高齢者の接種になりますと、要するに持病を、生活習慣病ですとか、いろいろ持病を抱えている方が多くいらっしゃいますので、かかりつけ医の先生方のほうから接種をいただくのがやっぱりいいのではないかということになりました。先般、いろいろお答えをしておりますとおり、医師会のほうにその辺の意向調査を実施をいたしましたら、個別接種のほうも、それはその病院、診療所の事情によって濃淡は確かにあるんですが、ほんの数件、1日数件のお医者さんもあれば、1日10件単位のお医者さんもあります。そうですので、それを大変大勢の先生方からご協力をいただけるという回答を得られていますので、一応そこをメインにすること自体は何とか持っていけるのではないかなというふうには考えておりますし、またそれを補完する、土日であったり、休診日であったりの集団接種についてもお願いをしておりますし、また検診の委託機関等にも今当たっておりますので、決してかかりつけ医だけでやろうということではなくて、いろいろそれにお越しいただけない方、なかなかご都合がつかない方については、できるだけそういう体制を取りますし、あともう一つが、高齢者施設に入所しておられる方については、それも医師会のほうに嘱託医の先生等から出向いていただいて打っていただこうというふうな流れで今進めております。この件に関しては、医師会の先生方、通常診療を抱えた中で非常に負担が大きいです。ですが、報道にもありましたとおり、ほぼ皆さんから、先生方からご協力をいただけるというふうな確認が取れておりますので、今後また詳細については、ワクチンの供給量と併せてまた詰めていきたいと思っています。 ◆14番(長井由喜雄君) 私、1つ提案をしたいんです。そういう困難というのはいろいろある。皆さんの一定のオーケーというものもいただきつつということも今聞きましたけれども、協力診療所、病院を数日あるいは週単位で受け持ってもらうと。そして、市民にもしっかりと告知をする。かかりつけの診療所があれば、そのタイミングで行っていただければいいわけですから。リストになければ集団接種で受けてもらうと。これ整理された流れが市民にも理解されていくんじゃないかなと私思うんです。医師会と協議してワクチン接種カレンダー、これは時間がない中で、あるいは国がどう来るか分からん中で大変かもしれないけど、これを作成して、しっかりとこれを配布すると。その上進めると。そうすれば、残ったワクチン、今個別に小分けできるという話あったけれども、残ったワクチンも有効に次に回していけるというふうに思ったんですけれども、そんなことも含めてちょっと案として申し上げたいんだけれども、いかがでしょう。 ◎健康福祉部医療主幹(本間修君) 大変ありがとうございます。またその案をベースにできればベースにいたしますし、ただ今のところ考えているのが、個々のかかりつけ医、診療所の先生方によって大分事情が変わってきます。例えば午前中にもうやったほうがいい先生がいらしたり、午後からのほうがいい、いろいろその医院によって、診療所によって大分状況が変わりますので、それは個々に電話で連絡をしていただくとか、もしそこでご都合がつかない場合は、先ほど言いましたように集団会場で予約をしていただくとか、私どもはそういうほうがかえって接種を多く受けていただけるのではないかという方向性で今検討を進めているところでございます。 ◆14番(長井由喜雄君) 集団接種の関係では、この前説明にあったときにも私は提案をさせていただいたけれども、市内の企業さんからも協力いただいて、場所、それから敷地、これについて協力をしていただきながら、この集団接種、これを進めていくということも燕ならではのやり方として私十分これは実現性の高いものだと思うんですけれども、それらも是非提案をさせていただきたい。その上で次に行きます。  保育環境の関係です。2の(1)①という関係ですけれども、これは基本的には大丈夫だったと、最終的には、そういうことでしたけれども、いずれにしても保育士が足りないという現状についてはそうです。ですから、これも問うても答えがはっきりしているわけじゃないのは百も承知ですが、保育士の確保という点で公私ともこれ一緒になってどう知恵を絞るかと。さっき申し上げたけれども、やっぱり現場の皆さんから声を拾ってくると。立場上、真っ向から違うということもあるかもしれないけど、現場から声を聞いてそれを具体化していくと、もうこの問題ってそれに尽きると思うんです。皆さんも耳が痛かったりすることいっぱい出るでしょう。でも、それを避けていたら、これ前進ないと思いますよ。そのことだけ申し上げたいんだけど、いかがでしょう。 ◎教育次長(宮路一規君) 保育士の人材確保といったお問いでございます。本市ではこれまで、保育士の人材を確保するために、私立園とともに、県の保育士人材就職サポート相談会におきまして私立園と共同で相談に応じているといった状況もございます。その相談会の参加者は公立、それから私立と両方のお話を聞くことができますので、その相談者の方からは、そこで十分な情報を得ていただいた中で就職先を選択していただいていると。加えまして、保育士人材バンクというのもございますので、それらも活用しながら保育士の人材確保に努めてまいりたいと考えております。  以上です。 ◆14番(長井由喜雄君) これ保育の基本的な体制のところは是非申し上げなきゃいけないと思うので、言いたいんですけれども、認可法人のほか、市は未満児保育の体制が不十分であった現状、国の保育制度の変化を利用して企業型で対応してきましたね。都会部でもなく人口8万切っているこの自治体として保育行政の質が私は問われていると。現に保育関係者からもそういう声を聞くわけです。この深刻な保育環境の変化をもたらしていることを行政として私はしっかりと自覚、認識すべきだと思います。分水で開園される、市内で一番大きな法人さん、そこは歴史ある保育事業者の団体に加わっていないということを聞いています。そういうことで意思の疎通、そしてこの燕市の保育の環境の前進、これが図っていけるのかと私は大きく疑念を持っています。そういうことを皆さんは十分知っているんですか。お聞きします。 ◎教育次長(宮路一規君) 市の未満児保育の体制等々のご質問いただきました。  まず初めに、本市の未満児保育の体制についてお答えさせていただきます。今年度、燕こども園でゼロ歳児を受け入れることができました。また、大規模改修を完了いたしました粟生津保育園におきましては、来年度からゼロ歳児、1歳児を受け入れる体制が拡充ができたといったことでございます。したがいまして、未満児保育の受入れ態勢については充実を現在も図っているといったところをまずご理解をいただきたいと思います。  それから、小規模保育施設のお話もございました。小規模保育施設については、保育ニーズが高い乳児、それから未満児保育に特化した施設でございます。保護者の皆様には多様な選択肢を示すことができておりますとともに、保護者には確実にその制度は受け入れられているというふうに認識しています。質問の市内最大規模の定員を誇る保育施設を運営する事業者が保育事業者の団体に加入しているか否かにつきましては、あくまでも当該運営事業者の意思でもございますので、どのように対応されているか私どもは承知してございません。  以上です。 ◆14番(長井由喜雄君) 保育については、新たにまた民営化という方向が出されました。そういう中で、ただ民営化を進めればいいんだということではなくて、燕市の保育実施義務者は燕市です。これは公立、私立、私立は保育を受けていただく、公立は実施をする、そういう立場です。ですから、私立については、それはそっちの話なんだということは私は違うと思うし、もしそれを皆さんが言い続けるんだとしたら、大きく責任を後退させたいいかげんな発言だと思いますよ。そういう中で皆さんは行政の立場でその法人を選択をしていくという、この過程については皆さんが主体的にやっているわけじゃないですか。ですから、どこがいい、ここが悪いとかそういうことを直接言うんじゃないですけれども、もっと保育の関係の、簡単に言うと保育業界のイロハについてしっかりと皆さんは把握をした上で、それも念頭にしっかりと置いた上で、皆さんがやろうとすること、それが全ていいとは私は全く思っていないけれども、それについて考える、提案する、これが基本だと思います。私、大事なところが燕市の場合抜けてきているというふうに思うんだけれども、これについて聞いたところで皆さんは違いますということだと思うんだけども、私そういう意見を持っていますが、そういうことについてはどうお考えですか。 ◎教育次長(宮路一規君) 全て行政だけで決めているわけではございませんで、子ども・子育て会議の有識者の皆様からも当然ご意見をいただいた中で燕市の子育て環境については進めているといったことでございますので、ご理解いただきたいと思います。  以上です。 ◆14番(長井由喜雄君) 会計年度さんの(2)の①、②に関わりますけども、今度行きますけども、昨年よりは比率がという話がありました。今、予算書の概要83ページ、これにしっかりとした資料が載っている。今まではありませんでした。これ見ると、正規職員が21人減って597人だと。非正規である会計年度さん、9人増えて748人だと。非正規率は、この1年度で約3%増えています。会計年度さんの比率を見ていくと、命を預かる保育、児童クラブ、ここの職員さんが459人、61.4%も占めます。学校介助員さん、管理人さん、これらの方は20.3%。命を預かる現場、そこの人たちだけで81.7%ですよ。私は異常だというふうに思っているんだけれども、改めて皆さんの認識をお聞かせいただきたい。多くのところについて今言いましたので、やっぱり答えについては教育委員会のほうがいいのかもしれませんね。 ◎教育長(山田公一君) 命に関わるという部分で会計年度任用職員の数が多いと、比率が非常に高いというご指摘をいただきました。そこはやはり事実でございますので、ただ事業を運営しようとして考えたときに、やはり会計年度任用職員の力を借りなければいけない、これも事実でございますので、その辺の割合につきましてもまた今後検討させていただきたいというふうに思っています。 ◆14番(長井由喜雄君) 次に行きます。  (3)の保育士人材バンクについてお聞きいたします。これまで何人の方が登録をし、公私それぞれ何人実際そこに配置がされましたか。聞かせてください。 ◎教育次長(宮路一規君) 保育士人材バンクのお問いでございます。令和元年度の実績で申し上げますと、登録者数については11人、令和2年度、現時点で10人登録をしてございます。  以上です。 ◆14番(長井由喜雄君) 聞いていることにちょっと答えになっていないんだけれども、公立と私立、両方どうですかって希望取っているわけでしょう。だから、じゃ10人なら10人が今どうなのか。ちゃんと。 ◎教育次長(宮路一規君) 申し訳ございません。答弁漏れがございました。私立園への派遣については、現時点ではございません。全て公立となってございます。  以上です。 ◆14番(長井由喜雄君) 燕市の職員の規定、これについては、正規職員、再任用職員、任期付職員、会計年度任用職員しかないと私は理解をしていますが、今の保育士人材バンクで皆さんが募集をし、配置をする人はどれに当たるんですか。教えてください。 ◎総務部長(筆頭部長) 田辺一幸 君) 市の職員の職種ということで議員から挙げていただきました。特別職以外の市の職員の職種といたしましては、法律では地方公務員法、それから地方公務員の育児休業等に関する法律、それから地方公共団体の一般職の任期付職員の採用に関する法律におきまして、今ほど議員がご紹介いただいたように正職員、再任用職員、臨時的任用職員、任期付職員、会計年度任用職員というふうになっております。 ◆14番(長井由喜雄君) ですから、この人材バンクとして募集した人はどれに当たりますかって聞いたんです。 ◎総務部長(筆頭部長) 田辺一幸 君) 人材バンク登録者の位置づけにつきましては、今ほど挙げました市職員とはならないというふうに理解しております。 ◆14番(長井由喜雄君) 市が指定していない、規定していない任用形態があるということ自体に私は驚きを持って、これがまかり通るのかどうか、そういう大きな問題だと、小さくない問題だと私は思っているから質問しているんですよ。皆さんの認識どうですか。 ◎総務部長(筆頭部長) 田辺一幸 君) 法律上というような観点での質問でございますが、仮にですけども、法律上問題があるということがあるんであれば、再度教育委員会のほうで制度等について精査していただくことになりますが、いずれにしても今の時点で市職員ではないということでありますので、問題というのについては認識はしておりません。 ◆14番(長井由喜雄君) 市の職員でないと分かっていて、市がホームページで公式に募集をしているんですよ、こういうふうに。これをどう考えますか。皆さんも答えができないという、そういう問題だということなんですよ。そういう問題だということです。これは本当に、繰り返しますが、小さくない問題ですよ、これ。私は、大変なことを皆さん思い切ってされたと。これは、保育士が足りないから何とかしようという問題とは別なんです。それは私も同じように思いますから。でも、市がホームページでしっかりと募集をかけている。それも見ると矛盾だらけですよ。フルタイムと短時間勤務と記されていたり、それも短時間勤務1日4時間から8時間。8時間ってありますか、今。会計年度さんとどう違うのか。給料だって、給与だって1,054円というふうにしているんですよ。4時間だったら保育士Bでしょう。会計年度さんに当てはめれば。一体どうなっているのかもう、もうぐちゃぐちゃの何でもありみたいな募集の中身になっている。そのことを皆さんはしっかり自覚を持たなきゃいけないんじゃないですか。大体、募集をして誰が責任持つのか、今全く責任持つ人いなかったですよね。でも、市が募集していることだけは確か。こんなことはしっかりと整理をするということが私は大事だと思います。皆さんも答えられないわけだから、私が一方的に言っていくしかないのかな。どうでしょう。 ◎総務部長(筆頭部長) 田辺一幸 君) 繰り返しになるかもしれませんが、人材バンク登録者の位置づけにつきましては、先ほど挙げさせていただきました市の職員とはならないということで、議員ご指摘のように職業あっせんみたいな感じのところには当てはまらないというふうには解しております。強いて言うならば有償ボランティア的なような位置づけになろうかと思っております。 ◎教育次長(宮路一規君) 人材バンクの方の件でございまして、勤務時間、それから時給のお問いもいただきました。勤務時間については、今ほど総務部長が答弁申し上げましたように市の職員ではないという位置づけでございますので、労働基準法に定めた1日当たりの勤務時間の上限の8時間以内といったことで表記をさせていただいているといったところです。それから、時給の件ですけれども、あくまでも時給については公立園の単価を一応表記をさせていただいております。しかしながら、私立園がこの制度を使う上では、それぞれ私立園の運営方針、経営方針がございますので、その点については非常に誤解を招くような表記であったというふうに考えておりますので、今後、私立園との調整を図りながら早急にその時給の表記については検討していきたいというふうに考えております。  以上です。 ◆14番(長井由喜雄君) 今、有償ボランティアだって、まことしやかにそこに結論がいったみたいな話になっているけれども、そういうことなんですか。どこにも書いていないじゃないですか、ここに。皆さんがそこをできるだけ避けて通ろう、何とかしようって思えば、私もそこを追っかけていくしかないんですよ。市の任用形態と違う。じゃ市が有償ボランティアをこういう形で募集をするということがありということなんですね。どうなんですか。 ◎総務部長(筆頭部長) 田辺一幸 君) ご指摘もいただいておりますので、改めて確認させていただきたいと思います。 ◆14番(長井由喜雄君) ここでは1,054円ととにかく明記しているわけですよ。私立さんがこれより高いところも低いところもある。でも、これ見れば私立も一緒になって合意をもうしているものというふうになるわけ。たまたま私立いないという話ではありましたけれども。だから、こんなことをやっていたらもう保育の世界に不協和音をどんどん広げるだけだと思いますが、どうですか。
    ◎教育次長(宮路一規君) 先ほども答弁させていただきました。時給の件につきましては、非常に誤解を招くような表記でございましたので、改めましておわびをさせていただくとともに、私立園のほうと早急に調整を図りながら、表記方法について検討してまいりたいと思っております。  以上です。 ◆14番(長井由喜雄君) 次に、原発の問題行きたいと思うんですけれども、市長も信頼置けないよと、このままじゃ、そこは全く同じであります。それで、これ(4)に関わるんだけど、時間もないので、燕市として原子力安全対策に関する研究会、これに参加していますね。この設立趣旨を見ると、原子力災害から市民の生活を守るため、柏崎刈羽原子力発電所の安全性を確保することが最重要の……ちょっと自分で書いて分からなくなった。課題であると。市民に対する説明責任を負う市としては、この問題に正面から向き合うと。判断できる実力を市としても備える必要があるというふうに言っています。今回の一連の問題というのは、市長、どう認識されますか。この立場から。ごめんなさい。設立の趣旨、研究会の、その立場から今回の一連をどう考えるかと。 ◎市長(鈴木力君) 一連の問題というのは、不正入室とかそういう問題ですかね。先ほども言いましたように、本当にあってはならない、言語道断の話だと思いますし、多くの市民の方々が東京電力に対して不信感を募らせたというふうに思っております。したがいまして、やはり先ほど言いましたように適格性があるかどうか再評価されるべきだと思いますし、東京電力さん、もし信頼回復に努めたいということであれば、まずはしっかりとした行動を取り、いろんな意味で変わったんだよとか、これからしっかりやるというようなことをしっかり説明していかなければならない。そう簡単に我々の理解が変わるとは思われないと思います。 ◆14番(長井由喜雄君) 研究会の当面の活動の中に、国の機関から情報提供を受ける、そして東京電力へのヒアリングを行う、東京電力との安全性を確認するための協議を行うとあるんです。これ実施をもうしていい段階でもないのかと思うんですが、どうですか。していい段階ではないかと。 ◎市長(鈴木力君) 再稼働という議論に限って言えば、私はまだ早いだろうと。そんなことをテーブルに上げること自体まだすべきではないというふうに思っていますが、今現在のいろんな取組とか東電さんの行動というものに関しては、やはり問題あるんじゃないかということは言っていかなければならないんじゃないかなと思います。立ち上がった頃は、当時の長岡市長さん、森市長さんだったんですけれど、リーダーシップを発揮していただいて、首長が集まる機会を頻繁に行っていました。福島のあの事故があった直近でございましたので、その後は、どちらかというと実務者が集まるような会議になっていますので、ほとんど首長が集まる状況はないんですけれど、やはりこういった状況が本当に続いてくると、改めて首長が集まって、どうしていったらいいかということを議論する時期にそろそろ来ているのかもしれません。それは再稼働とは別にです。と思います。ただ、事務レベルでやっている会議も、むしろ事務方としてはより細かいところをいろいろと問題点を指摘する、先ほどの、次の質問あるのかもしれませんけれど、実効性ある避難計画という意味ではすごく細かい、豪雪のときにこんなことがあって、それはどうなんだということを指摘させてもらっているというふうに報告受けていますので、実務者は実務者レベルでいろいろと東京電力さんに物を申しているというふうに理解しています。 ◆14番(長井由喜雄君) 次に、燕市が東電と締結している東京電力株式会社柏崎刈羽原子力発電所に係る住民の安全確保に関する協定書、これについてお聞きします。  1条で、必要と認める場合は臨時の連絡会を開催できると書いてあります。この必要性については今現在どういう認識ですか。 ◎市長(鈴木力君) 今現在、どちらかというと燕市単独で行動するんじゃなくて、立地自治体以外の残り28ですか、その28の自治体が一致団結して東電さんにいろいろと言っていこうということで共通の協定書を結んだということでございますので、燕市単独でそういったことをやるというよりは、やはり全体で、ある意味数の力じゃないですけれど、みんな怒っているよということを、そういうやり方のほうが私はいいかなというふうに思います。 ◆14番(長井由喜雄君) 同協定の2条2項15号で保安規程に定める運転上の制限の逸脱があった場合、今回IDの不正の問題というのは、まさに私それに当たると思うし、3条1項は、安全確保のために必要と認める場合は東京電力に対して報告を求めるということができると。現地調査も。その点について、市長は、これと併せてどういうふうにお考えか。 ◎市長(鈴木力君) 先ほど言いましたように、実務者の会議の中で報告を求めたりしているというふうに思っています。ただ、いろいろと議会の準備とかもありましたので、今まだやっていないですけれど、しかるべきタイミングで、それこそ市長会の皆さんと議論しながら、この問題について、やはり1度はしっかりと言うべき機会を持つ必要があるんではないかなというふうに個人的には思っているところでございます。 ◆14番(長井由喜雄君) 私は、原発は即刻廃炉にすべきという思いですけども、まずは事前了解という問題に市長は真剣に向き合ってもらいたいということを最後に申し上げて、私の質問を終わります。 ○議長(大原伊一君) ここで職員入替えのため、休憩します。          午後 2時34分 休憩          午後 2時44分 再開 ○議長(大原伊一君) 休憩を解き、会議を再開します。  次に、4番、堀勝重君に発言を許します。 ◆4番(堀勝重君) ただいま議長のほうから発言の許しを得ましたので、通告に基づきまして私からの一般質問をさせていただきます。  まずもって、新型コロナウイルス感染症に感染され、お亡くなりになられた方々に心からご冥福をお祈り申し上げますとともに、ご家族及び関係者の方々に対しましてもお悔やみを申し上げます。  さて、新型コロナウイルス感染症が年末から猛威を振るい、関東、関西地方を中心に全国各地に再び感染拡大し、県央地域にも広がりを見せ、いまだ終息の兆しが見えない状況が続いております。1月13日には、新潟県から県央地域にお住まいの特に10代と20代の方々へ、飲み会や複数人でのカラオケを控える、少しでも体調に異変を感じたときは新潟県新型コロナ受診相談センターやかかりつけ医に電話連絡の上、早めの検査を受けることなどといったお願いがありました。このことを受け、鈴木市長から市民の皆様方へ、改めて感染予防の徹底を図っていただきたいことから、一人一人が感染予防を自分事として捉え、自分自身と大切な人を守るため、感染しない、感染させないという強い意識の下、この難局を乗り越えましょうといった内容のメッセージを発信されております。  現在、当市においても深刻な状況となっており、いつ誰が感染してもおかしくないことから、私も含め、市民の皆様方におかれましても、感染予防を自分事として捉えていただき、より一層対策を徹底していただければなと思っております。当局におかれましては、市民の安心、安全な生活を取り戻すため、まずは優先的に当市ででき得る新型コロナウイルス感染症対策の様々な新たな施策等の取組を引き続き進めていただくことをお願いしたいと思います。  一方で、コロナ禍で厳しい社会情勢でありますが、同時に燕市の持続可能なまちづくりの実現に向け、将来像を見据え、総合計画に沿った形で政策等の取組についても引き続き進めていくことも大切なことであると思っております。  それでは、最初に大項目1、新型コロナウイルス感染症について、中項目(1)新型コロナウイルスワクチン接種についてご質問いたします。冒頭にもお話ししたとおり、新型コロナウイルス感染症が全国各地で猛威を振るい、いまだ終息の兆しが見えない状況となっております。このような状況に対処するため、国は、厚生労働省健康局から、新型コロナウイルスワクチンの接種体制確保について、自治体に対し通知しております。それは、予防接種の実施体制の整備等を行うものとし、このワクチン接種は、国の指示の下、都道府県の協力により市町村において予防接種を実施するものとなっております。中でも新型コロナウイルス感染症対策の重要な柱として全国的に実施している施策であることから、国が主導的役割を担う必要があるとし、また今回の接種は平時に比べ大規模な接種体制、流通体制を速やかに整備する必要があるとあります。当市における新型コロナウイルスワクチン接種についてお聞きしたいと思います。この質問につきましては、先ほど長井議員のほうからもありましたが、答弁のほうよろしくお願いいたします。  小項目①、当市における現時点での新型コロナウイルスワクチン接種の体制と接種方法等の実施計画について伺います。  次に、大項目2、子育て支援について、中項目(1)子供の遊び場施設のさらなる充実についてご質問いたします。少子高齢化社会を迎えた現在、全国各地の自治体で人口減少問題が引き続き大きな課題となっている状況にあり、当市においても同様に、行政運営を行っていく上で大きな課題の一つであると捉えております。このことについては、以前にもお話しいたしましたが、鈴木市政において、ソフト面では早い時期から他市に先駆け、一般不妊治療費助成や宿泊型産後ケア事業、保育士等人材バンク事業や市内学童保育の開設時間の延長及び対象学年の引上げ、子ども医療費助成制度の18歳高校卒業までの拡充など、多岐にわたり取り組んでおられるところであります。  平成31年3月議会一般質問において、当市の出生状況は、平成27年で576人、平成28年では581人であり、若干ではありますが、増加傾向に推移していたことから、取組の成果について一定の評価をさせていただいたところであります。しかし、今回、平成29年、平成30年の出生数を見てみますと、平成29年では537人、平成30年では490人という状況であり、平成28年の581人と平成30年の490人を比較してみますと、残念ながら91人減少という厳しい状況に推移しております。この厳しい状況から抜け出すためにも、今後さらに新たな対策を講じていく必要があるのではないでしょうか。  平成31年3月議会の一般質問の際に、こどもの森を利用されていた方々から、悪天候のときや冬期間でも子供と一緒に伸び伸びと安心して遊べる施設があったらいいといった話をいたしました。また、このように希望されている方々がどのくらいおられるのか、ほかにどのようなことを望んでおられるのかなど、乳児健診時等においてアンケート調査をされてみてはいかがといった提案もさせていただきました。そのときの答弁では、調査研究し、検討してまいりたいとのことでありました。悪天候のときや冬期間でも子供と一緒に遊べる施設は、県内では十日町市の令和元年8月にオープンした施設を始め、阿賀野市のほか数か所あるようであります。  さて、当市における子供の遊び場はと問われて私が思い浮かべる施設は、まず交通公園とこどもの森であります。交通公園は、緑の公園の中を走るゴーカート、サイクルモノレール、自転車コースや遊具などがあり、よい施設であると思っておりますが、交通公園は屋外施設であるため、悪天候のときなど利用ができず、開園期間は4月から11月までで、冬期間は閉園となります。こどもの森は、館内に若干の遊具があり、絵本等が備えられており、また飲料自動販売機も設置されて、よい施設と思います。しかし、施設そのものが小さく、遊ぶスペースも狭いので、少人数でしか利用できない施設ではないかと感じております。  このような現状を踏まえ、私は既存施設の交通公園やこどもの森の長所を生かし、短所を埋めることのできる子供の遊び場を隣接地に新たに整備し、連携を図ることによって当市の子供の遊び場の拠点となり、安心して産み育てられるまちづくりの実現の一つとして、さらに少子化対策の一環と、さらなる人口増につながっていくのではないかと捉えております。今までも子供が伸び伸び楽しく安全に遊べる施設を燕市に造ってほしいといった声が複数届いております。このことは、当市の子育て世代の方々の今も変わらない大きなニーズであり、願いであると受け止めております。雪国新潟の当市において、悪天候のときや冬期間でも子供と一緒に伸び伸びと安心して遊べる施設を新たに整備していく必要があると考えております。  これらのことを踏まえ、今回もハード面での子供の遊び場施設のさらなる充実について、市の考えを伺いたいと思います。  小項目①、平成31年の3月議会での一般質問で提案いたしましたアンケート調査の件も含め、子供の遊び場のさらなる充実について、市の検討結果について伺います。  ②、新たな子供の遊び場施設の必要性や整備について市の考えを伺います。  次に、大項目3、市道の除雪対策について、中項目(1)消雪パイプの設置市道の除雪についてご質問いたします。今年の1月9日から11日にかけて大雪となり、市内一斉除雪が行われました。問合せ等や除雪対応に大変なご苦労があったものと推察しております。この1月の大雪で、市内の各地で消雪パイプが設置してあるにもかかわらず、消雪機能が果たせていないため車や歩行者の通行が思うようにできない状況となっていたところがあり、中には市内循環バス、スワロー号の巡回路線でも同様の状況になっていたところがあったようであります。消雪パイプが設置してある市道については、除雪路線には入っていないものと私は認識しております。しかし、市民生活の確保や緊急時における緊急車両の通行確保のためにも迅速に対応していく必要があると思っております。  小項目①、冬季前に消雪パイプの稼働点検を業者が行っているようでありますが、具体的な委託業務内容について伺います。  ②、消雪パイプの水が出ない、ノズルが詰まっているなど、修繕が必要となった場合、修繕工事実施までの手順と工事費の負担について伺います。  ③、消雪パイプが設置してある市道であって、消雪機能が果たせていないところの除雪の現状把握と対応について伺います。  ④、今回の大雪によりスワロー号の運休はあったのか伺います。  ⑤、運休について、市民への周知はどのようにされたのか伺います。  以上で壇上から1回目の質問を終わります。 ◎市長(鈴木力君) 堀議員のご質問にお答えします。私からは、2番の(1)の②、新たな子供の遊び場施設の必要性や整備に対する市の考え方というご質問に答弁させていただきます。それ以外の項目につきましては、それぞれ担当部長のほうから答弁させていただきます。  ご質問の2、(1)②、新たな子供の遊び場施設の必要性や整備に対する市の考え方についてお答えいたします。まず、この点につきましては、午前中の施政方針に申し上げましたとおり、全天候型の子供遊戯施設を整備すべく、令和3年度予算において基本構想策定の予算を提案させていただいているところでございます。その予算の計上に至った背景なり、経過なり、考え方というのをこれから申し上げたいというふうに思っています。  第2次燕市総合計画の中間評価において、本市の人口が想定以上に減少し、特に出生数の減少が著しい状況となっていることが明らかになりました。そのため、これまで取り組んできた各種育児相談の充実や高校卒業までの子ども医療費助成などに加え、令和2年度から市の重点施策として働きながら子育てしやすいものづくりのまちを掲げ、相談窓口の一元化による子育て相談体制の強化、子育てアプリによる子育て情報の発信強化など、ソフト事業を中心に子育て支援策の強化、拡充を図ってきたところは先ほど議員がご指摘のとおりでございます。先般、県内他市において本市のこのような充実した子育て政策が比較対象として取り上げられたことは、他団体に比して本市の子育て支援策の優位性がある意味裏づけられたものと考えております。  これまでに市が実施いたしましたアンケートによれば、季節や天候にかかわらず子供たちが思いっ切り遊べる施設の整備に対する子育て世代のニーズは高いものと考えております。それも議員がご指摘のとおりでございます。こういった本施設を整備することができれば県央地域で初めてでありますし、これまで充実を図ってきた本市の子育て政策の優位性と相まって、子育てといえば燕市、これを内外にさらにアピールできるものと考えております。そういった意味で、地域の魅力を高め、人を引きつける新たな人口減少対策としても本施設の整備に取り組んでいきたいということから、午前中の施政方針のように述べさせていただいたところでございますので、よろしくお願いいたします。 ◎健康福祉部医療主幹(本間修君) 私からは、ご質問の1、(1)①、市の現時点での新型コロナウイルスワクチン接種の体制や接種方法などの実施計画についてお答えいたします。  長井議員の答弁でもお答えしましたが、接種方法につきましては、身近な病院、診療所などで行う個別接種、公共施設などの特設会場で行う集団接種、高齢者施設などで行う施設接種の3つの手法による実施に向け、現在、医師、看護師の確保に加え、接種会場、予約方法、ワクチンの移送方法などについて、医師会を始め関係機関と協議を進めているところでございます。市が実施主体となる65歳以上の高齢者向け接種を国が示す4月から開始できるよう、まずは高齢者の方々へ送付する接種券を3月下旬をめどに発送できるよう準備をしております。それらの方々につきましては、準備が整い次第、周知とともに発送させていただく予定としております。  以上でございます。 ◎企画財政部長(春木直幸君) 私からは、ご質問の2の(1)の①、子供の遊び場施設のさらなる充実に対する市の検討結果についてお答えさせていただきます。  まず、アンケート調査等の結果であります。第2期燕市子ども・子育て支援事業計画の策定に伴いまして平成31年1月に行ったニーズ調査において、燕市に対してどのような子育て支援の充実を図ってほしいと期待していますかという質問に対して、雨の日や冬でも遊べる子供の遊び場を造ってほしいという回答が最も多く、調査回収数1,556件の複数回答で75.8%を占めております。また、議員からのご提案を踏まえ、平成31年4月から令和元年5月にかけて実施した児童研修館「こどもの森」の利用者628人に対するアンケート調査の結果、室内に大型遊具があるとうれしい、雨や雪が降ったときに体を思いっ切り動かしたい、大きい子が走り回って鬼ごっこ等をしているところが気になりましたなど、未就学児が多く利用するこどもの森と差別化が図られる屋内遊戯施設の整備を求めている声が複数ありました。さらに、平成30年8月から令和元年8月にかけて乳幼児の保護者1,086人に対して実施した出産に関するアンケートにおきましても、雨や雪の日、暑い日など室内で遊べる施設が少ない、こどもの森では狭いので小学生でも思い切り体を使って遊べる室内の施設が欲しいなど、季節や天候に左右されない屋内遊戯施設の整備を望む声が複数ございました。  以上のアンケート結果を踏まえ、本市の子育て施策のさらなる充実を図るため、新たに季節や天候に左右されない屋内遊戯施設を整備することとし、令和3年度当初予算におきまして施設の機能や規模などの基本的事項を取りまとめる基本構想の策定経費を計上させていただいたところであります。  以上であります。 ◎都市整備部長(小山光生君) 私からは、ご質問の3、(1)の①から③についてお答えいたします。  最初に、3、(1)①、冬季前の消雪パイプ稼働点検の具体的な委託業務内容についてお答えいたします。この冬の消雪パイプの状況につきましては、令和3年2月12日開催の全員協議会開会前にてご報告いたしましたとおり、1月10日には吉田消防署での観測で今季これまでの市内最大積雪深である101センチメートルを記録し、翌日の1月11日には市内25か所で地下水位低下により消雪井戸が使用不能となったほか、長時間の使用により配管の砂詰まりが発生するなど、このたびの大雪により機能が十分に果たせなくなってしまった箇所があったと認識しております。市が管理します消雪施設の点検やノズル調整につきましては、議員ご質問のとおり業務委託を行っており、その具体的な内容についてお答えいたします。  まず、消雪用井戸889基につきましては、降雪期前に破損、漏水など設備の外観目視、漏電、各種安全回路、ポンプ、降雪検知器、それぞれの作動確認などを行っております。配管設備約395キロにつきましては、同じく降雪期前に管内の排泥作業や散水ノズルの目詰まり点検、ノズル調整などを行っております。点検した項目の異常の有無につきましては、報告書を提出してもらうほか、緊急を要する異常につきましては直ちに報告をもらい、応急処置を行うなど、適切な維持管理に努めているところです。また、降雪期終了時には消雪用井戸設備の電源をオフにする作業、管内の排泥作業などを行っております。これらが業務委託の内容となります。  次に、3、(1)②、消雪パイプ修繕工事実施までの手順と工事費の負担についてお答えいたします。消雪パイプの修繕が必要となった場合、書面により委託業者へ修理作業の依頼を行い、作業の完了後は状況写真など提出書類により作業の完了確認を行っております。主な修繕内容は、漏水修理や散水不良の対応が多く、散水不良の対応につきましては、地下水に含まれる細かな砂などが原因であり、ノズルの詰まりの対応や散水量の再調整を重ねて行っております。また、数多い古いノズルにつきましては、優先順位を決めながら更新し、できるだけ効果的に機能回復できるよう努めておるところでございます。修繕に係る費用につきましては、市の管理する施設においては、市の負担により修繕を行っております。  最後に、3、(1)③、消雪機能が果たせていない市道路線の除雪の現状把握と対応についてお答えします。先ほどの①でお答えしましたとおり、この冬の消雪パイプの状況につきましては、1月11日に市内25か所で地下水位の低下により消雪井戸が使用不能となったほか、長時間の使用により配管の砂詰まりが発生するなど、このたびの大雪により機能が十分に果たせなくなってしまった箇所がございました。その都度、職員による現場確認などにより、機能不全となった消雪パイプ路線につきましては、燕市建設業協同組合や個別に除雪委託業者の協力をいただき、機械除雪に切り替え、柔軟な対応を行いました。加えて、消雪パイプ散水箇所でも、道路幅員や交差点が狭隘となった箇所につきましては、自治会の要望を踏まえて、一斉除雪後に機械による除雪、排雪を行うなど、可能な限り道路利用者の利便性の確保に努めてきたところでございます。  以上でございます。 ◎市民生活部長(前山正則君) 私からは、ご質問の3、(1)④、⑤のスワロー号の運休についてお答えさせていただきます。  初めに、3、(1)④、今回の大雪による循環バスの運休についてお答えいたします。大雪でありました1月9日から1月11日につきましては、土曜、日曜、祝日であったため、循環バスの運行はありませんでしたので、1月12日火曜日の状況についてお答えさせていただきます。スワロー号、やひこ号につきましては、運行時刻に遅れはあったものの、全便運行いたしました。一方で、現在実証運行しております燕駅から燕労災病院等を経由し、新生町へ行く循環バスにつきましては、運行主体である新潟交通観光バスからの連絡を受け、終日運休とさせていただきました。  次に、⑤、運休があった場合の市民への周知についてお答えいたします。実証運行中の循環バスにつきましては、運行主体である新潟交通観光バスから1月12日の朝に運休の連絡を受け、市のホームページ、ツイッター及びLINEにより周知を図るとともに、各停留所に運休のお知らせを掲示して周知させていただきました。しかしながら、ホームページやSNSへの発信は午前9時となり、第1便の8時30分には間に合わず、また各停留所への運休の掲示につきましても12時30分に設置を完了したという状況でありました。運休の周知が遅れたことにより、ご利用者の皆様にはご迷惑をおかけいたしました。今後は、運行バス会社と連絡を密に取り、早めの判断により速やかに周知できるよう改善してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◆4番(堀勝重君) それでは、順次質問させていただきます。  最初に、新型コロナウイルスワクチン接種についてでありますけども、この件について、今ほど本間医療主幹のほうから答弁をいただいたところであります。この新型コロナワクチン接種については、この間の24日に開催された議員協議会での説明と、先ほどの長井議員への答弁でおおむね理解させていただきました。  そこで、1点だけ少しちょっとお聞きしたいと思うんですが、先日の新聞報道で、医療機関従事者向けの優先接種ということで、新潟県は3月上旬から接種を始める予定とのことでありました。当市の接種事業において、医師、看護師等の接種従事者のワクチン接種についてはどのようになっているのか、分かったらお聞きしたいと思います。 ◎健康福祉部医療主幹(本間修君) お答えいたします。  実は、初めは3月中旬というふうな話を聞いておったんですが、議員おっしゃるとおり報道で上旬というふうな形で出ておるみたいですので、実は医療従事者というのは県が主体となってやっているもんですから、市町村のほうにも適宜情報は下りてくることになるんですが、ちょっとタイムラグがあるといいますか、そういう状況ですので、一応今聞いているのはその新聞のとおりだと思いますので、恐らくそこから始まって、ご存じのとおりワクチンの供給もなかなかままならない状況が続いておりますので、一体どのくらいからどのくらいの量を打てるかというのは、今のところ私はちょっと情報持ち合わせておりません。申し訳ございません。 ◆4番(堀勝重君) 分かりました。また分かり次第、もしあればお聞かせ願えればと思います。  このワクチン接種事業は、本当に大変な事業であって、難しいものだと私も認識しております。いずれにいたしましても、ワクチン接種に従事される医師、看護師等関係者の方々、そして被接種者の全ての方々への安全確保がなされるように取り組んでいただくことをお願いいたしまして、この質問は終わりたいと思います。  次に、子供の遊び場施設のさらなる充実についてお聞きします。①のアンケート調査の件も含め、検討結果についてであります。これ今ほど企画財政部長のほうから答弁をいただいたところであります。アンケート調査を行った結果、大勢の方々から悪天候時や冬期間でも伸び伸びと遊べる施設の整備を望んでおられる声が明らかになったわけであります。このことについて、私からも改めて、是非とも整備に向けて着実に取り組んでいただくことをお願いしたいと思います。  これからの施設整備事業を進めていくに当たり、よりよい施設にするためにも、どのような施設がよいのか、どういったことを取り入れてほしいのかなど、引き続き調査を行っていただきたいと思いますし、調査研究をしていくことが大切なんだろうと私は思っておりますので、その点についてお答えいただければと思います。 ◎企画財政部長(春木直幸君) 今後の検討ということでございます。市長も冒頭申し上げましたとおり、今年度基本構想というのを策定するに当たりまして100万円予算を計上させていただいております。そういった部分で十分、議員おっしゃるとおり、そういった機能に関して、どういったものがいいのかということを十分検討してまいりたいと思っております。  以上です。 ◆4番(堀勝重君) 是非お願いしたいと思います。  それでは、次に②の新たな子供の遊び場の必要性や整備についてお聞きしたいと思いますが、今ほど市長のほうから本当に前向きな答弁をいただきました。悪天候時や冬期間でも子供たちがこれもまた伸び伸びと遊べる施設整備は、子育て世代の方々や、先ほども申し上げましたが、祖父母等の今も変わらない大きなニーズであって、願いでもあります。このことは先ほど次長からの答弁でのアンケート調査結果からも明らかになっておりますけども、ここでも改めて市長に対しまして、整備に向けて着実に取り組んでいただくことをお願いしたいと思います。  この施設整備事業を進めていく上で、私は、冒頭にもお話し申し上げましたが、既存の施設の交通公園とこどもの森、せっかくあるわけでありますから、それらの施設の長所をしっかりと生かしていただき、また狭いであるとか、雨天だと使えないであるとか、そういった短所を埋めることのできる子供の遊び場を隣接地に新たに整備していただきたい。そして、それらの既存施設と連携を図っていくことで当市の子供の遊び場の拠点づくりを進めていくことが本当に重要なことであると私は考えております。そうすることによって何よりも子育て世代の方々からのニーズや願いがかなって、本当に喜んでいただけるもんだと、私はそう思っております。安心して産み育てられるまちづくりの、先ほども申し上げました。実現のための一つとして、そしてさらに少子化対策の一環と、さらなる人口増につながっていくのではないかと思っております。このことについて、1回だけ市長の考えをお聞きしたいと思います。 ◎市長(鈴木力君) 再質問にお答えします。  先ほど申し上げましたように、この全天候型子供遊戯施設の整備が実現すれば、これまで燕市が充実を図ってきた本市の子育て政策のソフト面での優位性と相まって、子育てするなら燕市を内外にアピールできるものと考えております。  立地場所のこともお問いがありました。最終的には、今これから進める基本構想の策定の中で決定していきたいと思っておりますけど、やはりその際には利用者の立場に立ち、施設が利用しやすく、また周辺の施設と連携して相互に機能を補完させることができるかどうかなど、施設の機能と効用が最大限発揮できるということを考えていくべきなんだろうというふうに思っています。予算が認められれば、その基本構想策定の中でしっかりと比較検討して、いい結論を出していきたいというふうに思っております。  いずれにいたしましても、この施設は私としては今後の燕市の目玉事業になるんではないかなというふうに思っています。並々ならぬ意欲を持って積極的に取り組んでまいりたいと考えています。 ◆4番(堀勝重君) ありがとうございます。私、31年の3月議会でもこの質問させていただきましたが、ようやくここまでたどり着いたんだなというふうに思っております。そして、いずれにいたしましても、この遊び場の施設は本当に子供を育てていられる方々、これの本当に大きなニーズであって、願いであるわけであります。この方々が本当に心から喜んでもらえる施設整備を進めていただくことをお願いしまして、この質問は終わります。  それでは、最後に消雪パイプ設置市道の除雪についてお聞きします。最初に、委託の関係ですけども、これについては異常の有無等について業者が市のほうに報告書を提出するというようなお話であったと思います。ここで水が出ていないという状況、先ほど部長おっしゃいましたけども、今回本当に大雪で、思いもかけないようなそういった事故が、事故というか、そういう故障が出たというところだと思うんですけども、この消雪パイプが何年間か出ていないという、今年も大雪なんで解けなかったというようなお話も私のところに来ていますけども、それがどうなのかは別としても、水が出ないで困ったというところが市内各地の方々からも連絡いただいております。そのところで、そういった状況、委託業者のほうで冬季前に点検をされているわけですよね。それがもし不都合があれば、先ほどおっしゃられたように市のほうに報告書として上げられてくるということですが、それ上がって、それは後でまた②でも話ししますけども、今のところそこまでにしますけど、報告書が上がってきてなぜ毎年同じような状況になっているんだろうというのが私ちょっと聞いていて、直すという報告が上がれば、先ほど言ったように直すんだというところを考えると。今そういったところが多々あったというところについて、私も逆にお聞きしたいんですけど、点検をしているのに水が出ないというのはどうなんでしょうか。そこの辺ちょっと、もし原因が分かったら。 ◎都市整備部長(小山光生君) 水が出ない消雪パイプがある、その原因というお問いだと思います。先ほどの答弁ともダブりますけども、消雪パイプ、地下水を用いております。それを運転する、散水する期間、日数が続きますと井戸がれというのが生じます。往々にして同じ井戸がかれるという事例が多く見れるかと思います。今年についても、先ほどの答弁と重なりますが、市内25か所で今言った地下水位低下で使用不能となったケースがございます。あと、そのほか、地下水位が原因ではないんですけども、渇水以外の原因としまして、ポンプの中身といいますか、井戸の下部になるんですけど、ケーシングの損傷で3か所ほど今年度新たに散水できなかったという箇所がございます。そういった原因で散水できなかった箇所が起きております。  以上です。 ◆4番(堀勝重君) 大きなそういう原因は今分かりましたけども、私ちょっと聞きたかったのは、ノズル、その場所だけ、その箇所だけ、うちの前だけみたいな、この区間だけ、路線としては水は出ているという状況で、それが市内にあるということなんですけど、それについて、次、②に行きます。修繕が必要となった場合のその工事の実施までの手順と工事費の負担についてお聞きしたいと思いますが、これについて、先ほど来言っているように、そういうところがもしあると仮定した場合に、委託業者のほうで点検されるわけですよね。そして、そういう状況がもしあるという前提でお話しさせてもらうと、それでなぜ直らないまま冬を迎え、積雪が来て解けない、雪が積もって大変だということを想定して話をさせていただくと、まず委託業者の点検に何か問題があるのではないかということ。これは、あるとか、ないとか別ですよ。委託業者が修繕をする必要があるというその箇所を報告書に記載していないのか。上げてあると思うんですけど、それもどうか分からん。委託業者が報告書に記載しているにもかかわらず、市のほうでその修繕を取り上げていないのか。あるいは、取り上げても修繕工事費の予算がないのかといった、そういったようなことを私いろいろ挙げてみたんですけども、そういったところで本当に自治会のほうとしては、例えば自治会長さんが各市内の自治会長さんのほうで町内の今不具合のある消雪パイプの箇所、ここが出ないとか、ここがうまくないんだとか、承知していられると思うんですけど、その方々も今年は直してくれるんだろう、水が出るんだろうなと思っていても、今年も同じところがまた雪が積もっているという状況から私こういう質問させてもらっているんですが、委託業者が委託を受けて、受託して点検している作業、これがまず市のほうでどのような形で把握、先ほど説明ありましたけども、報告書を受けると。いや、それでも直らない。これはもう本当に軽微な工事であるけども、雪が降ると本当に住民の方々困るという状況があるわけですよ。これについて、私も先ほどそういった話をさせていただきましたけども、どこに原因があるのだろうと。例えば順番、いっぱいあるんで待ってくださいとか、そういうことであればそれなりに自治会長さんにおっしゃればいいと思いますし、予算があるんだけども、その報告は聞いていないよと、委託業者から上がってきていないよとか、例えば委託業者は真面目にちゃんとやっていただいているものと私思っていますけども、例えば受託して、その金額をいただく、それもそこ出ていないけど、まだこれ大丈夫かなという例えば業者が判断された場合、それも確かに水が出ているんで、いいんだろうと思いますけど、いざ雪が降ったりなんかしたときに、ちょっとまた目詰まりしてそこが全く出なくなるとか、そういうこともあるんだろうと思いますけど、私が何を言いたいかといったら、毎年同じところが出ないというところが何年か続いているというところをどう思いますか。それちょっと。部長。 ◎都市整備部長(小山光生君) 消雪パイプの不具合の同じ箇所でというご質問かと思います。まず、降雪期前の点検については、合同会社のほうに委託を出しておりまして、その作業完了後には写真もつけた上で書類を提出していただいております。不具合の箇所についても報告をもらっております。そこで、同じところで今年も出ていないという状況についてということでございますが、やはり地下水をもらいますので、井戸によって細かな砂が混じりやすいという井戸があるというのが1つ目の大きな原因かなと思っております。2つ目は、やはり施設の古さ、設置年度が古くて配管も含めたノズルが全体的に古いということがあるのかなと思います。それは、途中での漏水含めて水量が特定のノズル、一部区間のノズルに水があまり行き渡らないということも起きるかなと思います。最後に、今言ったように水の量が出が悪い、ちょろちょろとしか出ていないのに対して雪の量がある程度降るということで消えにくいといったことが起きるのかなと思います。いずれにしましても、適宜報告は、不具合な箇所については報告を業者さんからいただいております。市としては、できるだけ優先順位決めながら更新をしていこうということで努めているところでございます。完全ではないところは大変申し訳なく思っておりますが、ご理解いただければなと思います。また、不具合が続いているようなところがあれば、自治会通じて担当課、私ども都市整備部のほうにご連絡をいただければ善処してまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◆4番(堀勝重君) 私がちょっとその中で考えたのは、業者と市だけではなくて、そうすると本当に、業者を疑うわけじゃないんですよ。だから、やっていると思うんですけども、地元の自治会の方々、自治会長さんが恐らくもうこれ点検して、そこ出ていないから上がっているんだろうと。もう。そうすると、いざ雪が降るシーズンが来ると、やっぱり出ないということになると、もう目先の除雪が先になって、直すどころじゃない状況になるわけですよ。そういったところで、これ自治会長のほうにもその報告書をやられてもいいのかな。そうすると、自治会長のほうがチェックしてくれるんじゃないですか、そこ。皆さんのところに行く前にもう。それは後で。私が言いたいのは、そういう仕組みをもうちょっときちっと、委託料を払っているわけですから、その仕組みをきちっとつくって、自治会長のほうにもちゃんと分かっていただくようにして、これで報告しますみたいなのがあってもいいのかなと思うんですが、その辺どうですか。 ◎都市整備部長(小山光生君) 消雪パイプの施設の点検ですけども、先ほど来申し上げている降雪期前の点検に加えて、降雪後にも改めて点検の委託を出しています。降雪期前よりは頻度といいますか、程度は抑えている形になります。また、冬の間、降積雪期の間、不具合があったところについては、施設の修繕ということで、次のシーズンに向けてまた直そうという動きにしております。そういった修繕が必要な箇所、議員ご指摘のとおり地元の方が一番ご存じということだと思います。業者さんからの報告書の中に事前に盛り込むのか、同時に自治会さんからご意見を伺うのか、あるいは点検のときに、もしであれば時間を見て点検に一部立ち会ってもらうとか、そういうこともあり得るのかなと思います。議員のご指摘も踏まえて、よりよい形で進めてまいりたいと思います。よろしくお願いします。 ◆4番(堀勝重君) 来シーズンに向けて、その辺もまた是非検討していただければというふうに思います。  ③の消雪機能が果たせていない市道路線の除雪の現状把握と対応についてであります。これについては、本当に除雪が迅速にできるような仕組みを、これもまた連携しながら、どういったふうにやったらいいかというか、もちろん除雪路線最優先だというふうに、幹線のね、それは優先だと思うんですけども、あわせてそういう交通の妨げになっているというふうな、消雪パイプ入っているところにそういうところがあったというのは事実なんで、そういうことのないように点検をしていただいて、先ほど言ったようにきちっと直しておくということをまずやっていただいて、それでもまたそうなったときには何か、私はちょっと考えられないんですけど、皆さん協議していただきながら、幹線道路をしながら、ちょっと困っているところ連絡取りながら行ってもらうとか、そういった形で、できるだけ早い対応をしていただければと思うんですが、これも来シーズンに向けて協議していただければというふうに思います。これはもう終わります。  次に、④のスワロー号の運休はあったかについて、このことについては、今ほど説明あったんで、承知しました。  次に、⑤の運休があった場合、市民への周知はどうであったのかということで、先ほど運休があったという話もありましたので、これについて、ホームページであるとかSNSで周知されたと。あるいはまた、職員のほうで、本当にご苦労だったと思うんですけども、停留所に行って貼り紙したとか、そういうことをやられたという話もありましたけれども、本当にご苦労されたんだなと思いますが、ここで私ちょっと、いいのかどうなのは分かりませんけども、そういったやっぱり降雪という一つの、大雪という、先ほど1メーターぐらい降ったという、これがまた1メーター50、2メーターになったときに本当に災害に近い降雪ということになろうと思うので、そういったとき防災無線の利用とかって考えられないんですか。による周知。もう今日スワロー号は運休しましたとか、そういったことを流すことはできないんでしょうか。一応聞かせてください。 ◎市民生活部長(前山正則君) 災害級になった場合につきましては、またいろんな手段を考えていく必要があるんではないかなというふうに考えておりますが、まずそこまでいく以前の今回ぐらいの状況におきましては、例えばJR等が大規模な台風、それから大雪が予想される場合、前日などにあらかじめ計画運休というのを発表して実施しているというような例があります。このように、循環バスにおきましても大雪など交通網に大きな影響が予想される場合は、前日などに早い段階で運休を決定し、周知できるような方法を運行バスと検討していきたいなと。早めに周知するというような形を少し検討したいなというふうに考えております。  以上です。 ◆4番(堀勝重君) 本当に今回の大雪みたいなときにいきなり通れないということで運休するということがこれからもまたあるかもしれませんけど、その際、本当に職員のほうで手分けして運休の貼り紙をしてきたということ、本当にご苦労されたんだというのを何回も言いますが、そういった意味で先ほど事前に予報を聞いて対応するとか、それも一つのやっぱり手段だと思います。大変でしょうけども、ただ1つ、市民で、例えば私のところに電話来たのは、うちのばあさんが停留所へ行ったけども、いつになってもバス来ねえんだやと、帰ってきたれやという話が来たんで、そういう方が実際にいられたということだけは認識していただいて、今後そういった対応をできるように考えていただければいいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  以上で私の一般質問を終わります。 ○議長(大原伊一君) ここで説明員入替えのため、休憩します。          午後 3時36分 休憩          午後 3時49分 再開 ○議長(大原伊一君) 休憩を解き、会議を再開します。  次に、7番、小林由明君に発言を許します。 ◆7番(小林由明君) それでは、一般質問をさせていただきます。  大項目1、大雪に係る問題について、(1)除排雪、雪捨て問題について。①、大雪の際には道路圧雪によるスリップ、スタックなどが発生しがちで、それにより車体や積荷が傷つくなどの被害が生じており、また渋滞が引き起こされることで救急車など緊急車両の往来にも支障を来す深刻な問題となることがあります。道路圧雪は、道路への雪捨てもその原因の一つでありますが、道路への雪捨てが行われる背景には、車道への雪捨てが深刻な交通障害を引き起こす可能性をはらんでいるという認識が持たれていないことや、そもそも車道上への雪捨てが禁じられていることを知らないということもありますが、特に市街地など私有地内に雪を置けるスペースのない住宅などが連なっている地域にあっては、車両等機械除雪によって生じがちな雪の壁や、屋根からの落雪などによる建物出入口付近の雪についても、どこにも捨てることができないという、どうしてみようもない現実があります。車道上への雪捨てについては、住民の生命、財産に危険を招くことからも、それを禁ずる呼びかけが必要でありますが、それとともに雪捨場、雪置場のない地域の除排雪を支援するための策を講じる必要があると思いますが、市の考えをお伺いしたいと思います。  ②、大雪の際には、消雪パイプ設置地域においても除雪車による除排雪が行われており、市の柔軟な対応に感謝する声が届いております。一方で、こうした地域内除雪によって生じた雪の置場の確保に苦心する声も届いております。地域内雪置場の確保は、大雪の際の除排雪の作業効率を向上すると考えられ、それにより連日連夜の出動で極めて負担の大きい除雪事業者の負担軽減と交通障害の速やかな解消を導くことができるのではないかと考えております。市と地域と除雪事業者が連携し、大雪を想定した降雪期前の地域内雪置場の確保と、雪置場として供された土地の使用料支援などの仕組みを講ずるべきではないか、お考えをお伺いしたいと思います。  大項目2、新型コロナウイルス感染症対策について、(1)事業者への支援について。①、新型コロナウイルス感染症感染者が発生した後は、保健所の指示により消毒作業が実施されることになりますが、事業者負担の軽減と速やかな事業再開につなげられるよう、感染者が発生した事業所の消毒費用の支援を行ってはいかがか、お考えをお伺いしたいと思います。  大項目3、空き家の活用について、(1)自治会などによる空き家活用の推進について。①、市では自治会における集会施設建設費などの補助金交付を行っておりますが、燕市空き家・空き地活用バンクへの登録がなされている空き家を活用する場合には、建物購入費や修繕費についての補助割合の引上げや、リノベーションまでが含まれるよう補助対象事業の範囲を拡大するなど、空き家活用と地域のリノベーション推進の一手法として、自治会集会所などにおける空き家活用の優遇措置を取り入れてはいかがか、お考えをお伺いしたいと思います。  大項目4、公共施設の設置とまちづくりについて、(1)全天候型子供遊戯施設整備について。①、内容の充実した全天候型子供遊戯施設については、保護者に限らず、子育てに関わる多くの方からその整備を求める声が上げられ続けているのは全国的な傾向であると認識しており、こうした施設の整備は、市民に喜んでいただけるだけでなく、自治体のイメージアップや交流、移住、定住人口増戦略とも結びつき、それらのよりよい成果を導く可能性もあることから、今般燕市においてその整備に臨む考えが示されたことは心から歓迎するものであります。一方で、子育て施設であるかどうかにかかわらず、公共施設の設置が周辺地域はもとより市全体に与える影響は小さくないと考えておりますが、本施設は、住民の生活に欠かすことのできないインフラ施設とは異なり、また長年にわたり幾度も繰り返されている要望や、多種多様な市民要望がある中で、本施設整備をそれらに優先して取り組もうという市の姿勢については、その是非を含め様々議論もあるだろうと思います。それでもこうして整備する姿勢を示されたことは、燕市政にとって子育て環境の充実は優先度が高く、強い思いも感じられるわけでありますが、本事業が単に子育て施設の新設で終わってしまうのか、それ以上の大きな効果をもたらすことができるのかは現在の市の基本的な考え方によるところが大きいと考えており、本日はそれについて質問をさせていただきたいと考えております。  今年度の全天候型子供遊戯施設整備事業では、立地場所や施設整備の基本的な考え方、そして施設構成など7つの項目を盛り込んだ基本構想を策定することになっておりますが、そうした基本構想を策定するに当たり、そもそも本施設に市は何を期待しているのか、これをもってどういったことを実現しようと考えているのかといった目的が何であるかによって本施設の内容や立地、そして本事業がもたらす効果というのは大きく異なってくるものと思います。冒頭申し上げましたように、今般の施設整備は単に子育て施設の新設にとどまらない効果があると考えておりますが、本施設が与える影響について、市はどのようなイメージを持ち、どのような効果を導きたいと考えているかお伺いしたいと思います。  ②、本施設は子育てやまちづくりに対する燕市の姿勢を具現化するシンボリックなものとなることから、立地についてもそれを加味した検討が必要であると考えております。かつて全国的に子供の声やイベントなどでの騒音、小高保育園でも生じている園児送迎時の駐停車問題、施設からの臭いや砂ぼこりなどの問題から保育施設の建設中止や延期が話題になったことがありました。これは、ネット上でも当該地域住民の子育てに対する姿勢へ大きな疑問が投げかけられることになりましたが、本施設整備に当たりこうした問題が発生することは、燕市の子育て環境に大きなマイナスイメージを与えかねないことから、まずはこうした問題を教訓に、同様の問題が発生しないよう適地を選定していただかなくてはなりません。その上で、交通利便性の高さ、施設が周辺に与える影響や周辺から与えられる影響、防災上の配慮、他公共施設との関係性、経済的コストなどなど、他の公の施設同様、検討すべきことは様々あると考えておりますが、本施設整備に当たっては、特に踏まえていただくべきであろう観点が3つあります。  まずは都市機能の集積、特に関連施設の集積と交通利便性の確保です。これは、これからのまちづくりに特に必要なコンパクトシティの観点でもあります。コンパクトシティに求められるのは、都市機能の集積とアクセスのしやすさによる都市の利便性向上や都市経営の効率化でありますが、こうした子育て施設は他自治体からの利用も見込まれることから、交流人口増の観点からも、市内外に通じる良好な交通環境があることはもちろん、効率的で質の高い行政サービスを提供するためにも、施設の相互補完、相乗効果を生み出すことが必要で、関連する公共施設との高い接続性が見込める地域を選定すべきであります。また、公共施設間の連携だけでなく、本施設周辺の商業施設など民間施設の開発や立地状況も踏まえ、民間施設と公共施設の相乗作用が見込める環境であること、そしてイメージ戦略的にも、市の子育て環境充実や、まちづくりにかける思いが端的に理解できる、分かりやすく目に留まりやすい立地を選定すべきと思います。  2つ目には、防災上の観点であります。本施設は、災害時においても子供たちの精神的な支えとなり得る施設であり、そうした状況においても子供たちを守り得る十分な機能を備えることが必要であると考えており、燕市は特に水害への備えを求められている中で、施設のこうした災害リスクも検討した立地でなければならないと考えております。  3つ目は、これまでの議論の積み重ねであります。本施設整備に当たっては、様々な観点で適所と見いだすことのできる場所は幾つかあるとは思いますが、3市町合併以降のこれまでの議会において、地域の発展可能性を踏まえた一体的開発や運用を多くの議員が求めてきた場所があります。こうした場所にあっては、新施設の整備などについても提案がなされてきており、これまで議論の積み重ねが行われ続けている場所ということも立地選定に当たり検討が必要な要素であると考えております。  本施設は、子育て環境の向上とまちづくりに向き合う燕市の姿勢が表れるシンボリックなものであり、イメージアップ戦略とも結びつくものでありますが、市は本施設の立地としてどういった環境が望ましいと考えているかお伺いいたします。  ③、施設整備費用については、他自治体の類似施設を例に挙げ、4億円から7億円を参考として示されております。議会でも指摘があったように、無駄な費用を生じさせないことは当然ではありますが、施設整備の具体的議論が費用削減を前提に開始されることは、施設整備における様々な選択の余地を狭め、質の低下を招き、結果的に魅力を感じられない施設となることによって市民の批判の的となることも想像でき、それは施設整備によって導けるはずの様々な効果を大きく損なうばかりか、燕市政に対する住民不満を招くとともに、燕市の子育て環境に大きなマイナスイメージをもたらすことになりかねません。先ほども申し上げましたように、本施設は子育てやまちづくりに対する燕市の姿勢を具現化するシンボリックなものとなり、それは市のイメージアップという極めて重要な戦略とつながるものでもあることから、多くの方に愛され得る施設となる必要があるとともに、燕市の広告宣伝の効果があることも考慮し、そのための投資として十分な費用を見込むべきであります。費用削減を意識するあまり施設整備がもたらす様々な可能性が閉ざされることのないよう、自由な議論がなされるとともに、長年にわたり市民に愛され得る施設とするための十分な整備費用をかけるべきという基本的な考えを持つ必要があると思いますが、市のお考えをお伺いいたしたいと思います。  以上、1回目の質問を終わります。 ◎市長(鈴木力君) それでは、小林議員のご質問にお答えします。私からは、4番の(1)の①、全天候型子供遊戯施設が与える影響、期待する効果についてのご質問に答弁させていただきます。それ以外の項目につきましては、それぞれ担当部長から答弁させていただきます。  ご質問4、(1)①、全天候型子供遊戯施設が与える影響、期待する効果についてお答えいたします。公共施設は住民の福祉の増進を目的に設置されるものでありますが、その機能と効用や規模、立地によっては、ご指摘のとおり自治体がどのような政策に力を置いているのかという自治体の考え方をその住民にだけでなく広く内外に示す存在にもなると考えております。本市では、これまで子育て支援策の充実、強化に取り組んできたところであり、先般、県内他市において本市の充実した子育て支援策が比較対象として取り上げられたことは、本市の子育て支援策のソフト面での優位性が明らかになったものと考えております。  このたび整備の検討を開始した全天候型子供遊戯施設は、季節や天候にかかわらず子供たちが思いっ切り遊べる屋内施設であり、以前より市民の皆さんから設置を望む声が多く上がっておりました。公設、民設を問わず全国各地に整備され、近隣では新潟市を始め長岡市などで設置しておりまして、燕市民もそちらのほうに利用されているというふうにお聞きしています。そういった施設がこの燕市でできれば、県央地域では初めてということになります。  この施設は、これまで充実を図ってきた本市の子育て支援策の優位性と相まって、子育てといえば燕市を内外に知らしめる象徴的な施設になるものと考えております。本施設の設置により、子育て支援やまちづくりに対する燕市民の満足度が向上するとともに、市外からの移住、定住への寄与も期待できることから、人を引きつける新たな人口減少対策としても取り組めるかなというふうに考えています。日本一輝いているまち燕市を目指す意味でも、私としては、先ほど堀議員にもお答え申し上げましたけど、並々ならぬ意欲を持って取り組んでまいりたいと考えています。 ◎都市整備部長(小山光生君) 私から、質問の大項目1、大雪に係る問題についてお答えします。1、(1)①の車道上への雪捨て禁止の周知と、雪捨場、雪置場のない地域の除排雪支援についてと、②、大雪を想定した降雪期前の地域内雪置場の確保と土地使用料支援については関連がございますので、併せてお答えさせていただきます。  この冬の大雪と除雪の状況につきましては、先ほどの堀議員への質問に一部お答えしましたが、令和3年2月12日開催の全員協議会開会前にてご報告いたしましたとおり、1月10日には吉田消防署での観測で今季これまでの市内最大積雪深である101センチメートルを記録し、昨日、2月末現在で11回の全市一斉除雪を行うなど、道路利用者の利便性の確保に努めてきたところでございます。また、平成29年度の豪雪後には、除雪業者に依頼し、除雪作業担当路線の各自治会長と連携し、沿道の空き地を雪置場として利用できないか検討を行いましたが、土地の利用状況などから、具体的な成果に結びつけることはできませんでした。  車道上への雪捨てにつきましては、議員ご指摘のとおり、交通事故を誘発しかねないなど、市民の生命、財産に影響を及ぼす可能性があることなどから、降雪期前に新潟県作成のチラシを市内全戸配布し、おやめいただくように周知を行っているところです。  大雪の際での雪捨場、雪置場のない地域の支援につきましては、降雪量などの気象要件や個々の住宅事情、地域の土地利用の状況など、様々な要因が関わってくると考えられますし、支援の方法につきましても、作業支援か経済支援かなど種々考えられるところでございます。また、土地使用料の支援につきましては、雪置場という限定的で臨時的な利用形態であることや、市で開設する雪捨場の利用が可能な場合には不要となることなどから、現時点では課題が多いものと考えているところでございます。まずは、毎年11月に雪害対策に向け関係各所の相互連携を図るため開催しております燕市雪害対策連絡会議などの機会を捉え、再度利用可能な土地の情報収集に努めるとともに、市で開設する雪捨場へ直接搬出することができないかなど、他自治体の事例なども研究しながら、現状の除排雪の仕組みを基本にし、新たな対応が可能かどうか模索、研究してまいりたいと考えております。 ◎産業振興部長(遠藤一真君) 私からは、大項目2番の(1)の①、新型コロナウイルスによる感染者が発生した事業所の消毒費用の支援についてのご質問にお答えいたします。  燕市では、これまで、感染防止対策と社会経済活動の両立に向け、感染防止に取り組む事業者を登録する事業を始め、感染防止のための設備整備への支援、PCR検査費用に対する支援、手洗い徹底のための水道基本料金の減免などに取り組んできております。小林議員から感染者が発生した事業所の消毒費用を支援してはどうかとのご提案をいただきました。売上げの減少も覚悟の上で自主的な時短営業を行うなど、感染の拡大防止に協力いただいている飲食店もある中でそのような支援を新たに行うことは、感染しないようこれまで一生懸命取り組んできた事業者の皆さんからすると、しっかり取り組まなくても市が支援をするような感覚を持たれることも懸念されることから、市といたしましては、感染者が発生した事業所への消毒費用の支援については現在考えていないところでございます。  以上です。 ◎総務部長(筆頭部長) 田辺一幸 君) 私から、ご質問3、空き家の活用について、(1)①、集会施設建設費補助金についてお答えいたします。  議員ご提案の燕市集会施設建設費補助金とは、認可地縁団体が行う集会施設の新築、増築及び修繕並びに集会施設として使用する既存建物及び土地の購入費を対象に、一定の条件の下、補助金を交付するものとしており、リノベーションも対象となると解しております。空き家を活用する場合にもこの補助金は対象となっており、実際に活用された事例も合併以降で1件あります。空き家の活用を視野に検討されている自治会から相談があった場合には燕市空き家・空き地活用バンクに登録されている物件をご紹介させていただきたいと考えておりますが、実際に過去の事例を見ると、現集会施設に隣接する土地を活用した増築や現所有建物の一部修繕などの事例が多くなっており、空き家対策として当該補助金に優遇措置をつけたとしても効果は限定的なものと考えております。  以上でございます。 ◎企画財政部長(春木直幸君) 私からは、ご質問の4、(1)全天候型子供遊戯施設整備についての②と③についてお答えいたします。  初めに、ご質問の4、(1)②、全天候型子供遊戯施設の立地環境についてお答えします。本施設は、季節や天候にかかわらず子供たちが思いっ切り遊べる屋内施設であり、主な利用者は子供たちとそのご家族でございます。そのため、施設の立地については、利用者の立場に立ち、施設が利用しやすく、また周辺施設と連携して相互に機能を補完できるなど、施設の機能と効用が最大限発揮できることを基本として検討すべきと考えております。加えて、議員ご指摘のとおり、本施設は、これまで取り組んできた子育て支援の充実や子育てしやすいまちづくりという本市の姿勢を具現化し、シンボルとなる施設と考えられることから、周辺施設と一体となった拠点性の向上なども重視しながら総合的に立地場所を選定してまいりたいと考えております。  次に、ご質問の③、全天候型子供遊戯施設整備への議論と費用についてお答えいたします。施設の整備に当たっては、議員のご指摘のとおり、本施設が長年にわたり市民に愛される施設となることが重要であると認識しております。そのため、施設の整備内容については、遊戯施設の定員や規模、配置する遊具のほか、その他の必要な機能など、子育て世帯のニーズを把握しながら検討を進め、議員の皆様からもご意見をいただきながら検討してまいりたいと考えております。  また、施設建設費については、県内の類似施設を参考に、用地費や駐車場整備費を含めずに概算で約4億円から7億円と見込んでおりますが、子育てしやすいものづくりのまちのシンボルとして市民から長年にわたり愛される充実した施設とするには、この概算費用にとらわれることなく検討すべきと考えております。そのため、必要となる財源に関しては、国の交付金や自治体クラウドファンディング型ふるさと燕応援寄附金を活用することで一般財源の負担軽減を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◆7番(小林由明君) それでは、大項目1から再質問させていただきます。  毎年、降雪期前には道路に雪投げしないでくださいってチラシ配っているということなんですけど、それ効果あるのかなという感じです、正直。今回この質問させていただくに当たって、実際に雪捨てやめさせてくれという声が事業者の方とか市民の方から自分のほうに直接あったんです。それで、市のほうにどういう取組をしているのか聞いたら、チラシ配っているということなんですけど、これあまり効果出ていないと思うんですけど、どう思いますか。 ◎都市整備部長(小山光生君) 雪捨てしないでくださいというチラシについてです。ここ数年、毎年ですが、県のほうが作成はしておりますけども、幾つか除雪作業についてご協力くださいというイラストつきの中に雪を道路に出さないでくださいというものも示して、チラシを配っております。全戸配布ですので、見ていただきたいなということと、3年前の豪雪後には、その次の雪前ということで、平成30年の広報になりますけども、その広報の中でも道路へ雪は出さないでくださいということで、その年の広報については記載してお願いをしている状況です。議員ご指摘のとおり、あまり禁止をされているという認識がない方が多いのかなという気は個人的には持っております。玄関先の除雪などご協力もいただきながら私ども除雪作業しておりますので、あまり禁止ですよということを強く言い過ぎると、ちょっとこちらもつらいものがございますので、玄関先の除雪をお願いします、路上駐車もしないでくださいといったお願いと同等に雪も道路に出さないでください、是非お願いしますという形で、協力し合いながら進めていければなと思っております。  以上です。 ◆7番(小林由明君) 部長のおっしゃることも分かりますし、そもそも雪捨てでできた圧雪によって自分が被害を受ければ、自分も雪投げなんてしないとは思うんですけど、どうしても消雪パイプがあるとやりますよね。やること多いと思うんです。しかも、その背景には、本当これちょっとどうにかできないかなと思うんですけど、雪をどこにも捨てようがない地域ってあるじゃないですか。これ本当何とかしてあげないと、さっき1回目の質問でも取り上げたように、もうどうしてみようもないと思うんですよね。これって、今までこういった相談とかってなかったですか、市のほうに。 ◎都市整備部長(小山光生君) 近年、雪少なかったわけですけども、3年前の豪雪においても特にそういった要望があるということは記録残ってございません。 ◆7番(小林由明君) 確かに毎年のことだったら、これどうにかできるかなとかって考える余裕もあるかもしれないですけど、最近の雪の降り方を見ますと、極端にまとまって降るので、もうそれをどうにかしようということだけが精いっぱいで、こういう状況を踏まえて、じゃ地域としてこういう対応ができるとか、できないかなとかって考える余裕もなかったのかもしれないんですけど、今回実際雪捨てをやめさせてくれという声から、どうして雪捨てするのかって考えたときに、こういった背景もあるんだなということが見えてきて、市のほうには今まで相談はなかったということなんですけど、こういった状況があるということは、今シーズンどうにかできるという話じゃないですから、来シーズンに向けてどういったことができるのかということを本当考えていただきたいなというふうに思います。また来年降らないかもしれないですから、そうするとまた意識が薄くなっていくとは思うんですけど、防災と一緒だと思うんです。災害って忘れたときにやってくるといいますから、これ同じようなもんだと思って考えていただいて、どうしてみようもない地域事情があるということを踏まえた何か対応というものをできるのかどうか是非とも考えていただきたいなと思っています。  それで、答弁の中で、雪置場の確保について、除雪事業者さんに頼んで地域に声かけてちょっと探してみたということが今まであったということなんですけど、なぜうまく確保につながらなかったのかお聞かせください。 ◎都市整備部長(小山光生君) 実際に成果につながらなかった理由ということでございます。ちょっと全てのケース把握しているわけではございませんが、やはりまずは適当な空いているスペースが沿道にないということが一番多いケースでした。  以上です。 ◆7番(小林由明君) どこの地域にも適した雪置場があるとは確かに限らないわけでありますけれど、これ今度②の質問にもつながっているんですけど、消雪パイプから水が出なくなって、それでそういった地域の除排雪を市のほうでもやってくださった地域の中で、雪置ける場所を事業者に紹介してくださいと、ここ使っていいですよということを除雪事業者に教えてくださいということを市のほうから、これ吉田の、具体的な場所については相談させていただいていますけど、市のほうから雪置場があったら除雪事業者のほうに教えてあげてくださいということがあって、その自治会長さんがここに雪捨てていいですよって言った空き地があったんですけど、それを除雪事業者に伝えて、そこに雪捨てたら、そこの土地の所有者さんから、勝手に雪捨てていると言って自分のところに電話があったんです。これ実際に、さっき部長の答弁で、適地となる雪置場はどこにでもあるわけじゃないかもしれないですけど、でもこうしてあるわけなんです。あるんだけど、事前に声かけがなされていなくて、こうやって勝手に雪捨てられている、何とかしてくれ、どうしてなんだということで来るわけです。自分のところにそういうのが来るのはいいんですけど、この苦情の電話で、この要望の電話で職員2名と自分を含めた3人が1時間その対応に取りかかりっきりになっちゃったんですよ。その間も土木課の電話鳴りっ放しだし、職員の方は出払っていて対応できないし、何が言いたいかというと、本当こういう災害級のような大雪が降ったりする、何が起こるか分からないのは分からないんですけど、事前にやれることについてはやっぱりやっておきたいと思うんです。これもう一度そこのところ、お考えをお聞かせいただいてもいいですか。 ◎都市整備部長(小山光生君) 今ほど議員おっしゃられた消パイの路線ですけども、機能不全で機械除雪に替えてトラブルが起きたということでございました。その節はお手数かけて申し訳ございませんでした。議員もおっしゃられたとおり、毎年必ず起こることではないことではありますけども、災害は忘れた頃に必ずまたやってくるということもございます。先ほどの答弁と重なりますけども、3年後一度やってみましたけども、再度機械除雪の路線、また消パイの路線、特に古い、近年出が悪くなっているところも含めて雪置場として使えそうな土地があるかないか、除雪業者さん、地元の方のご協力も得ながら、ちょっと当たってはみたいかなと思っています。また、それが見つかったとしても支援策ということにつなげられるかどうかについても、今すぐできる有効な策というものが思い当たらないんですけども、私ども除雪する担当部署として決して担当であっても忘れることなく、解決すべき課題だということを頭に入れ続けて研究してまいりたいと思います。  以上です。 ◆7番(小林由明君) シーズンになったら、忘れないで、ぴこぴこっと分かるように、もう今からカレンダーか何かに入れておいていただきたいなというふうに思います。やってみようかなじゃなくて、本当これやっていただきたいんですよ。地域の空き地については皆さんも把握されていると思いますし、使えるところって面的に見ると見えてくる可能性もありますから、それは本当市のほうも関わっていかないとできないですけど、これやれるものについては本当しっかりと取り組んでいただきたいなというふうに思います。もうとにかくああいうトラブルが発生すると、市民不満はもちろんなんですけど、市民不満ですよ。不安じゃなくて不満もそうなんですけど、皆さんにかかる負担も大きくなるし、除雪事業者ももうそこで作業ストップして、本当いいこと一つもないわけですよ。だから、これ本当こういうことを、事前にできることは、何度も言うんですけど、やっていただきたいなと思います。  それでは、大項目2の新型コロナウイルス感染症の事業者への支援について。この質問を考えたときと今とでは若干時期的にも感染の状況なんかも少し異なってきているのもあって、また今後ワクチン接種も始まって、以前に比べれば、もしかしたらいい状況になっていくかもしれないという状況なわけなので、若干熱の入り方は当時と比べれば自分自身も高くはないんです。高くはないんだけれど、確かに今、燕市、防止する観点で様々な取組されています。本当たくさんの方が感染させないように取組をしていて、そういった効果も、燕市はクラスター発生していますから、効果が出てきたって大きな声では言えないかもしれないけど、そうやって徐々に全体的には感染者の数が減ってきているとは思うんですけれど、よく感染された方の話で、自分自身は感染予防も、感染させられないように、もうしっかりと対応してきたつもりなのに発症しちゃったという、そういうことって聞くことあると思うんです。これさっき部長答弁で、ちゃんと感染予防をしなくても市が点、点、点というふうなことをおっしゃられていましたけど、言われていることは分かるんですけど、対応がどれだけ人間の感覚の中でちゃんとできていると思っていても、やっぱり感染しちゃって事業が停止するということだってそれやっぱりあるわけで、事業者さんたちがこの感染症拡大下で本当大変な状況で、さらに感染症が発症した従業員がいて、会社休んで消毒しんば駄目みたいなことになったら、やっぱりそれって事業者自体の負担もそうですけど、精神的な負担すごく大きいと思うんです。だから、こういったところは、今回答弁の中で前向きな答弁いただけないかもしれませんけれど、いや、しませんよってずばっと切っちゃうんじゃなくて、本当その状況を見ながら、先般の小池保育園のときに、保護者の方や先生方が避難できるような場所、ホテル用意したり、それから配食サービスを考えられたりとかというふうに臨機応変に対応されてきた経緯もありますし、状況を見ながら柔軟に対応する余地があるのかだけをちょっとお伺いしたいと思います。 ◎産業振興部長(遠藤一真君) 議員おっしゃられるように、しっかり感染対策をしていたのに感染してしまったというケースは、これは誰にでも感染するおそれというのはあるわけですから、そういったところはもちろん理解できるところでございます。あと、支援はないよりあったほうが、先ほど議員おっしゃられたように企業並びに従業員の精神的な負担とか、それから実際に金銭の負担の軽減にもつながるということも理解をしております。しかしながら、先ほども答弁させていただきましたが、これまで市が行ってきた様々な感染防止のための施策、それから感染者が確認されたときに消毒費を補助する施策とはちょっと方向性が違ってくるのかなというふうな思いはしておりまして、事業者の皆様、これまでも一生懸命感染しないように、感染症にかからないように一生懸命な取組をしてきておられますので、そういったことも踏まえた中で、先ほどの答弁のように今現在においてはそういった費用の助成については考えていないということでございますので、どうかご理解いただきたいというふうに思っております。 ◆7番(小林由明君) 今現在は考えておられないということは前向きに受け止めさせていただきまして、次の質問に行かせていただきます。  空き家の活用について。これやらないという、結局そういうことなんだと思うんですけど、部長、ちょっと確認させてください。リノベーションにも使えるんだというふうな答弁だったと思うんです。そうなんですか。要項の2条の中に次に掲げるものは補助対象事業費としないとなっている中で、例えば建物の修繕を伴わない障子及びふすまの貼り替え、ガラスの入替え点、点、点とか、いろいろあるんですよ。リノべーションというのは、住まいの性能を新築の状態よりも向上させたり、価値を高めたりすることなんです。例えば、それって意匠の部分、デザイン性の部分などについてはリノベーションという分野なんですよ。でも、今の要項に従ってみると、そういった意匠の部分とかデザインの部分って使えないですよね。こういったものが使えることで建物の表情が変わって、地域の表情が変わるんじゃないですかということもあるんですよ。どうなんでしょうかね。 ◎総務部長(筆頭部長) 田辺一幸 君) 先ほどの答弁でリノベーションも対象になるというふうに解していますというふうに答弁させていただきました。議員ご指摘のところにつきましては、建物の修繕を伴わない修理費用は対象とはなりませんけども、というのが今ほど言いました障子、ふすま替え、ガラスの入替え、それは難しいんですが、建物自体の修繕が伴えば対象になるというふうにご理解いただきたいと思います。 ◆7番(小林由明君) 単にデザインをよくしようとかというだけで補助しようなんていうことを考えにくいのかもしれないんですけど、この施設に補助する目的っていろいろ書かれているわけですけど、本当に建物の表情が変わると地域の表情って変わるんですよ。これ本当そうだと思いますよ。だから、そういったことがもう少し柔軟に対応されるようなことをもう少し考えていただきたいなというふうに思います。今これちょっと答弁いいですけど、これは思います。  それで、部長また答弁の中で、ここに今回提案したような補助の割合を拡大したりとか、いろいろ提案させてもらったものをやったとしても効果は限定的であるというふうなお話であります。これは、正直私もそう思います。その効果が限定的だというのはどういうことかというと、今まで実際に集会所をつくってきたところを見ると、燕市全部で204の自治会のうち148の自治会が既に集会施設を持っているということです。各自治会がぽこぽこ、ぽこぽこ集会所をつくるなんていうこと、それは確かに考えられない。それは分かります。そういう意味では効果は確かに限定的だろうとは思うんですけど、ただ一方で、空き家の問題ってすごく深刻じゃないですか。今後もしやっぱり自治会として集会所の新設考えているんだよねということがあったときに、この空き家の問題というのは、平成22年3月に策定されたマスタープランの中でもう既に組み込まれているんです。議会では、もうそれよりもずっと前から空き家の問題については取り上げられてきていて、10年以上前からある問題なんですけど、平成22年から見ると、集会所が新設されたの4つあるんですよ。その3年ぐらい前まで含めると全部で7つぐらいあるということになっているんですけど、7つといったって大した数じゃないかもしれません。大した数じゃないかもしれませけど、もしこれ全部空き家を活用したら7つの空き家なくなったかもしれないんですよ。そういう仮定の話はともかくとして、そういったようにもうあらゆる方法で空き家の活用が進むことを考えていただきたいなと思っているんですけど、この空き家の問題、総務部としてはどういうふうな認識でおられるんですか。どの程度深刻に捉えているのかお伺いしたいと思います。 ◎総務部長(筆頭部長) 田辺一幸 君) 空き家の問題ということでのご質問でありますが、総務部としての認識というところはなかなか難しいところあるんですが、まず集会施設建設費補助金というものの目的は、地域住民の集会の場を維持していくために必要な経費を補助金出しましょうというものであります。空き家についても、対策として空き家改修費補助金というものも用意してございまして、こちらにつきましては市民の安全で良質な住環境の確保を目的としているというものであります。それぞれ上限額が異なりまして、実際にそういった相談等があれば積極的に空き家の紹介をしっかりしていくという部分はやっていきたいと思っております。それぞれの両者、2つの補助金が同時に達成できる、組み合わせて上乗せできればすばらしい取組にはなるんだろうなというふうな認識は持っておりますが、金銭面の上乗せとかというところももちろんそうなんですけども、しっかり制度の内容を説明して、どうやったらいいのか、うまく組み合わせればいいのかとか、いろんな状況も出てくるかと思いますので、しっかりと相談に乗りながら、一番いい状況を提案なり協議していけたらというふうには思っております。 ◆7番(小林由明君) すみません。総務部って言ってしまいましたけど、すみませんでした。分かりました。もしそういった相談があったら、本当そういうふうに是非、空き家使ってみませんかとご紹介いただきたいと思います。  それでは、最後質問させていただきます。公共施設の設置とまちづくりについてなんですが、市長の思いの伝わる答弁だったと思います。この中で少し、施設整備の具体のことというのは、今後基本構想を策定したりとか、またその後の話になっていきますから、そういったところに細かい話は、議論は任せておくとしまして、それでも若干ちょっと設備の話にも入ってしまうんですけれど、これどういった設備を整備するのか、この施設が果たすべき役割、導く効果を市がどう考えているのか、そうしたものが基本にまずなって具体的な整備構想につながっていくわけでありますけれども、ここで1つお伺いしたいんですが、この施設、これ障がいのない子だけの施設ではないということは確認させていただきたいと思います。 ◎企画財政部長(春木直幸君) 障がいの方への対応というご質問かと思います。もちろんそういったユニバーサルデザインといいますか、そういった部分も加味した形で今後検討してまいりたいと思っております。  以上です。 ◆7番(小林由明君) ユニバーサルというか、共生社会というか、インクルーシブというか、障がいのある子もない子も同じように遊べる、同じように使える施設である、これすごく大きな社会的な理念でもあると思うので、こういったことはやっぱりしっかりと構想の根底には盛り込んでおくというか、持っていてほしいなというふうに思っています。市長もご答弁されておられましたけれども、これ本当市内にとどまらず市外の皆さんに対しても注目を非常に集める施設でもあるわけでありますので、折々に子育て環境の充実に向き合う市の姿勢を発信していただいて、本施設整備を市のイメージアップの絶好の機会としてしっかり生かしていただきたいと思いますが、最後にそこだけお伺いしたいと思います。 ◎市長(鈴木力君) 先ほども申し上げましたとおり、子育てするなら燕市という、燕市が力を入れている人口減少対策の中核をなす施設でもあり、その中で生き生きと遊ぶ子供たちが育っていくということは、日本一輝いているまち燕市の実現にもなるということで、いろんな意味でこの施設を燕市の政策の、先ほど申し上げた目玉施設といいましょうか、シンボリックな施設として整備できるように、大勢の皆さんの知恵もいただきながら取り組んでまいりたいというふうに思っています。議員がいろいろとおっしゃられた視点、子育て世帯以外の方々の理解も得ることは大切だと思います。そういった意味で、先ほど部長が答弁いたしましたけれど、やはり市民の税金なるべく使わないという中で造っていくことによって、より幅広い人たちのご理解がいただけるのではないかなというふうに思いますので、そういった意味で財源の確保、国の交付金が使えるんであれば使いますし、ふるさと納税、クラウドファンディングということで多くの皆さんから燕市応援しているよというふうなことが募れるんであれば、そういった財源も使っていくという中で取り組んでいきたいというふうに思います。 ◆7番(小林由明君) 以上で一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(大原伊一君) 以上で本日の日程は終了しましたので、本日はこれで散会します。  なお、次回は3月4日木曜日午前9時30分から本会議を再開します。  全員ご起立願います。大変ご苦労さまでした。          午後 4時40分 散会...